#286 委員会決め平和的解決のススメ
こんにちは、こんばんは、初めまして!ハルです。
新学期が始まり、学校ではガイダンスの嵐です。そして新学期恒例のイベントと言えば、委員会&係決めです。
思い通りになって嬉しい人とじゃんけんに負けて悔しい思いをする人がいるアレ、です。
一番前の席の人の気持ち
私のクラスでも先週、委員会決めがありました。一瞬で決まるときもあれば、ある役職に人気が殺到しすることもよくある話です。私の第一希望は文化委員会。学校祭の運営を執行部と連携して進めます。去年も文化委員をやって楽しかったし、同じ部活の友達も文化委員にすると言っていたので特に迷いもありませんでした。
先に決まった学級委員が順に委員会を読み上げ、希望者は挙手をする形式です。私が「文化委員」の名が呼ばれるまで緊張していたのは。希望通りになるのかという不安だけでなく、席が一番前ということも関係しています。もし席が後ろの方だったら、周りの様子をうかがうことができます。
文化委員が呼ばれて恐る恐る手を挙げると、学級委員の彼は「じゃあその2人で決まりねー。」とほっとしたように言いました。私もホッとしました。じゃんけんをしなくて済む…と。
一晩おかせた図書委員
委員会決めは途中まで順調に進みました。しかし、図書委員をやってくれる人が出ませんでした。3人必要なのに、あと1人がなかなか出なかったのです。先生も困ってしまって、結局その日は決まりませんでした。
一晩おかせて翌日の朝のHRで「図書委員やってくれる人はいませんか?今日中に決めたいです。」と言いました。
これは出るまで終わらないやつだ、と私は悟りました。
私は、誰かが手を挙げるまで終わらない、その誰かを待つ時間が好きではありません。図書委員の仕事なんて1か月に1度あるかないかなのに、頑固に自分の役職を守り続ける人にイライラしてしまうし、気まずい雰囲気が流れるからです。
私はHRのあとに「もし文化委員だったら引き受けてもいいという人がいたら、私が図書委員をやります。」とだけ先生に伝えました。迷いは、たぶんなかったと思います。
帰りのHRの時間が来て、先生がもう一度クラスに向けて尋ねました。「図書委員をやってくれる人いませんか?」
一晩おいたものがたった半日で気持ちが変わるはずもなく、誰も手を挙げませんでした。そして先生は続けます。「文化委員だったら引き受けてもいいという人はいませんか?ハルさんが文化委員から図書委員に移ってもいいと言ってくれています。」すると…
すぐに後ろの方から華奢な腕が一本、伸びました。「文化委員なら…」
こうして私は図書委員になったのです。
これは優しさ?
今回の委員会決めだけではなく、私には似たような経験があります。
例えば中学3年生でいった修学旅行のときのバスと部屋割り。例えば、去年の係決め。
私は誰かが思い通りにならないと、その子の思い通りになるように最善を尽くしてきました。自分ががまんして済むならそれでいいと思っています。その結果、自分の希望の委員会や部屋割りにならなかったとしても、先生や周りの友達から「ありがとう」「えらいね」と言ってもらえるだけで十分でした。
これは優しさと呼べるでしょうか。
はじめのとしょいいん
これから始まる委員会は私にとって初めての図書委員会です。気持ちを新たに、頑張ろうと思います!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
いつもありがとうございます!