#247 不安定な心を乗り越えるには
みなさんって一輪車に乗ったことはありますか?
小学校に遊具として何台かあったという方もいるのではないでしょうか。
そんな一輪車は、車輪が1つしかないのでとても不安定です。乗りこなすためには時間がかかります。
でも練習していくうちに、勢いにまかせてスルスルと前進することができます。そして乗れている感覚を楽しみどこまでもどこまでも進んでいきます。
どんな練習が効果的なのでしょうか。
当然のことながら人それぞれですよね。
私はとにかくたくさん一輪車に乗っていたという記憶があります。たくさん乗っていると「あっ!今!」と少しだけ手を放して進める瞬間がありました。その瞬間の感覚を忘れないうちにまた一輪車に乗るのです。
また前方に視線を向けることも意識していました。
一輪車の練習をしているとき、目線は落ちがちです。転ぶのが怖くてついタイヤの周りや進もうとしている方向の少し先を見てしまいます。しかし、それでは姿勢が悪く重心が前のめりにかかりより転びやすくなってしまいます。
ここで、背中を伸ばして目線を進行方向に向けてみるとどうでしょうか。
姿勢はよくなり、重心が安定します。視野が広くなり、ペダルを踏みこんだ力が全部前進するためのパワーになります。目線が落ちているとき、踏み込んだ力も姿勢を保つことなどに使われてしまっていたのです。
ここまで500文字以上にわたり、一輪車の話をしてきました。結局私は何が言いたかったのか。
それは、「不安定な時間を過ごし、視野を広げること」は一輪車の練習法だけでなく、心が不安定なときの乗り越え方にも使えるのではないかということです。
心が不安定なとき、私は早く落ち着かなきゃと焦ってしまいます。常に安定を求めます。でも不安定な時間を過ごすからこそ成長できると考え方を変えてみると、今がちょっと不安定だけどまぁいっか、大丈夫だろうと思えると思います。
加えて、視野を広く持つことも大事です。そもそも視野が狭くなっているから不安定な状態になるのかもしれませんが…
視野を広く持つということは難しいことではありません。例えば気持ちの浮き沈みが激しいときは「あぁ今私は嬉しいな」「なんかイライラしてきたな」「次は悲しい気持ちになりそう」などと自分の気持ちを実況してみてはどうでしょうか。
自分のことを客観的に見ることができるかもしれまん。
心が不安的になった感じたら「一輪車のハナシ」を思い出してみてください。最後まで読んでくださってありがとうございました。
いつもありがとうございます!