「子育てしてる」という自己満足のための抱っこならしない方がいい時もある
これはコウ(息子)をみていて思ったこと。
4か月に寝返りが出来るようになり、6か月頃から一人座りがしっかりできるようになってきた頃。一人で集中して遊ぶ時間が増えてきた。
一生懸命、おもちゃを触って確かめたり
なめたり、噛んだりしながら、アウアウいったり
この時コウの頭の中はすごく働いていて、試し行動が繰り返される
集中して色々なことを考えてる
こういう時はむやみに声をかけない方がいい
そばにいて、見守っていて、
コウが振り向いた時
見て!っていう気持ちが働いたり
あれ?そういえばママパパはどこ?って確かめたかったり
そういう時に一緒に感動を共有したり
ちゃんといるよって安心させたりすれば十分
ところが、フミ(旦那)はうっかり
その集中を遮ってしまうことがしょっちゅうある
毎日ずっと一緒にいるわけでないので、
コウのリズムを把握していなかったり
自分のタイミングで抱っこしたり、声を掛けたりする
朝の用意終わって、ちょっと暇を持て余した時とか
さっきまでスマホ見てたのに、ふと休憩した時とか
コウの面倒をみたいという気持ちは同じ
子煩悩な方だとも思う
コウも抱っこは大好きだし、構われるのだってもちろんうれしい
そしてもちろん、一緒に遊ぶのはとっても大切
しかし、今じゃない
そういうタイミングがあることを思い知る
ハタから見てたらすごくよく分かる
さっきまで一人で遊んで集中していたのに
フミ(父親)に抱っこされて、ニコニコっとしたあと
抱っこから降ろされたら、もうその集中はかえってこない
もっと構ってくれ~~と結局相手できないフミでなく
私やばぁばのところに泣いてすりよってきたりする
せっかくやったのにいいいいいいいいいい
一人で遊んでくれていて、こっちが楽
というのではなくて、(もちろんそういう助かる心理もあるけど)
コウにとっての集中したいい時間だったのに
これはフミに限らず自分もそう
たいてい自分の好きなことしていて、
一定時間コウのこと見ていないとこういうことしてしまう
読書したり、テレビ見たりとか
…コウの構って欲しい時間とCMのタイミングは同じじゃない
幼稚園で働いていて、子どもたちを見ていると
一つのことに集中して遊ぶ子もいれば
なかなか集中が続かず、こっちでちょこちょこっと遊んではあっちへ行き
あっちでちょこちょこっと遊んで気に入らんことあればこっちで行き
という行動をする子どももいる
もしかして、この差って
赤ちゃんの時の集中して遊ぶ時間の差なんじゃないだろうか
とふと思う
私にとっては3歳児は30分の集中して遊べば(これは一人でも、友だちとでも構わない)十分と思っていた
逆にいうと、それくらいの年齢にならないとそこまでの集中は続かないと
でも、コウをみてるとそんなことない
0歳でも結構集中して遊ぶ
側にいれば20分以上は遊ぶ(そばで洗濯物畳んだり、ごはん食べたり)
少し離れて家事をすると、こっちの姿の確認ふまえた振り返りの時間の感覚が短くなるけどそれでも遊ぶ
声をかけていなくても、抱っこしていなくても、肌感で距離を感じてる
ちゃんと側にいる安心って伝わっている
そういう時に集中できる
そして段々成長するにつれて、
親と子どもの距離が遠くても大丈夫になるし
時間が長いことあいていても大丈夫になる
この距離や時間や年齢はかなり個人差あるけど、それでいい
これが眠かったり、お腹すいてたり
不安なことがあったり(保育園に入園したてでお母さんと離れるの嫌)
という時はこんな集中する姿がみられない
もちろんこういう時は本人の欲求を満たすのが一番大事
いつでもわかっているよ、甘えていいよという安心を与える
安心できる環境を整えてやること
それが大人にできるいい教育なんだと思う