知っているからできるわけじゃない事について
こんにちは
ポジティブ防災DAOのmote_surfです。
今日は『知っている』=『知識』と、
『動く』=『行動』は、全く別であることを
書きたいと思います。
私は普通の会社員で月曜日から金曜日まではサラリーマンをしていますが、その傍ら『ポジティブ防災士』として活動しています。
なぜ『ポジティブ』を付けているのかは、今日の標題に示した事と深い関係性があります。
皆さんは、『防災』という言葉にどのような印象をお持ちでしょうか?
やらなければいけないんだろうけど別にやらなくても何にも変わらないし、むしろお金も労力のかかるし面倒くさい
だけど、地震や避難訓練とかがあった時には「やらないといかんなー」と一旦思い返す
そしてまたすぐに頭から消えてしまい『結局何もしない時々思い出す存在』
といった感じの印象ではないでしょうか
私も、以前まではそんな感じでした。
しかし、地震の知識とか防災の知識とかは人一倍あって、いつ起きても『俺は大丈夫』と思っていました。
実際は動けない状態だったのに…
『防災』という言葉の裏には『命を守る』があるので、言葉としては重い印象があります。
それなので、精神的にある程度余裕がないと、なかなか行動に移らない事実があります。
突然ですが、明日あなたは八ヶ岳に登山に行く事になりました。あなたはどんな格好で行きますか❓
突然ですが、明日あなたはスカイダイビングをする事になりました。あなたはどんな準備をしますか❓
突然ですが、明日あなたは洞窟の探検に行く事になりました。あなたはどんな準備をしますか❓
例えばこの3つのシチュエーションが急に来た場合に、まずは『いやいや、行かないし!』って考えて、そもそもこの話は無かった事にする人もいると思いますし、行く事になっちゃったんだから、とりあえずある物で準備しようかって考える人もいると思います。
ただ、とりあえず準備したところで、登山靴や防寒着、パラシュート、ヘッドライトを持って無ければ、そこに行ったとしても命の危険があるから、実際にはやらないでしょう。
しかしながら、登山家やスカイダイバーや探検家にこの質問をしたとすれば、的確な答えが返ってくると思います。
つまり、実際にやっている人は、明確なイメージがあり、すぐに行動に移る事が可能なので、準備もすぐにできます。
そして、登山家やスカイダイバーや探検家のような実際にやっている人は、そもそも興味関心があるので自ら進んでやっている人だと思います。
興味無ければ、スカイダイビングや洞窟探検はやりませんよね。
ではもう一つ質問です。
突然ですが、明日あなたは南海トラフ巨大地震に遭遇する事になりました。あなたはどんな準備をしますか❓
この場合もいろいろな人がいると思います。
『いやいや、地震なんか起きないし』
『とりあえずあるもので準備しよう』
『地震専門家だからすぐに準備できる』
地震は強制的に誰の身にも降りかかる現象なので『地震なんか起きないし』って考えてたとしても、起きてしまいます。
『とりあえずあるもので準備する』事は適切な準備にならない可能性が非常に高いです。
つまり、災害に対しては、全ての人が『登山家』、『スカイダイバー』、『洞窟探検家』=『専門家』になる必要があると考えています。
そして、そのためには『興味』を持つ事が重要だと思っています。
『知っている』=『知識』だけを持っている人は、山が好きでインスタで好きな登山家をフォローし、いいね👍を押してる人
『動く』=『行動』する人は、興味を持って、実際に山に登る人。
もちろん、インスタでいいね👍もするし、山も登るインスタグラマーもいます。
この専門家やインスタグラマーになるための重要な言葉が『ポジティブ』だと思います。
精神的に重い『防災』を少し軽い言葉に変換し、専門家へ導いてくれるキーワード
『ポジティブ』
ポジティブについては、別の機会に書きたいと思います。
いろいろな知識を得て、情報を知っていたとしても、実際に行動できるわけではありません。
行動するためには、『興味関心』と『愛と勇気』と『経験』が必要です。
知っているだけの評論家ではなく、行動できる専門家
アンパンみたいな結論になってしまいましたが、本当にそう思っています。
皆さんも、『ポジティブ防災』で『アンパン』になり、『行動』していきましょう👍
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。