男だけど子宮頸がんワクチンを打ってきた
妻といっしょに、子宮頸がん(HPV)ワクチンを打ってきました。
自分はちょっと特殊なケースで、割と意識の低めな選択の結果なのですが、男性でもHPVワクチンを検討している人の助けになるかもしれないと思い記事にしてみます。
※素人の体験談&意見なので参考程度に読んでください。
専門のお医者さんに相談の上、ご自身で判断されるのが大切かと思います。
HPVワクチンって何?
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因なのだそうです。
このHPVウイルスは、性交渉をする女性の50%~80%が感染してしまい、その一部ががんに進行してしまいます。
女性だけでなく男性も感染します。がんに進行する確率が女性の方がたかいだけです。
自分がうけたものは4価ワクチンで、HPVウイルスの50%程度の感染リスクを下げてくれるものだそうです。
9価ワクチンという、もっと効果の高いものもあるそうですが、まだ日本で認可されていないそうです。
HPVワクチンの摂取率は1%程度だそうでこれは先進国のなかでもかなり低いそうです。
一時期普及が進んだそうですが、副作用についてマスコミがフォーカスしたことで、リスクについて広まり現在の状況になってしまっているみたいですね。
ワクチンは半年の間に3回打つことが必要で一回につき18,000円程度の費用がかかります。
男性が打つ意味あるの?
男性も感染し、そこから女性に移すこともあります。
パートナーがいる場合は、パートナーのがんリスクを減らせるという点で大いに価値があります。
接種前に、医師からの説明でさいきんだと堀江貴文さんもワクチンを打ったという事例の紹介がありました。
男性のがんでもHPVウイルス起因のものもあるようなので、そういった点からも無価値ではないです。
今後は男性が打つことも一般的になっていくだろうと予想されます。
しかし、まだまだ一般的ではないので、病院によっては男性が打つことを受け付けてない場合もあると思います。
自分はかなり特殊なケースで、レディスクリニックで妻と一緒に病院にいき受けました。レディスクリニックを受診するのはかなりレアケースだと思うので、病院側の柔軟な対応の結果です。
対応してくださった病院には非常に感謝しています。
僕がワクチン接種を決めたワケ
僕が、めちゃくちゃ先進的で高尚な意図の上このようなことをしたかというとそんなことはありません。
もっとも大きな原因は、妻が注射恐怖症であったことです。
妻は子宮頸がんに関して大きなリスクを感じており、ワクチンは打ちたかったのですが、重度の注射恐怖症で大人になってからもできる限りそのような機会を避けてきたそうです。
単純に付き添いで行きたかったのですが、コロナの情勢で付き添いは全て断っているそうで、付き添いではなくワクチンを一緒に打つということであれば問題ないとのことでこのような対応になりました。
前述のとおり、打つ価値はあると感じ今回の選択をしました。
ワクチン接種の費用は2人分かかるので結構痛いのですが、がん保険にはいるよりも、まずHPVワクチンを打った方が実際にリスクを減らせるだけ価値があるのではないかな、ぐらいには評価しています。
ワクチンをうってよかったこと
妻は注射に関してさまざまに不安を抱えていたのですが、今回詳細に説明を受けたことで多くの不安が解消したようでした。
今後の注射に関してもかなり恐怖が少なくなったのではないかと思います。
HPVウイルスや、子宮頸がんに関する知識をつけられたのもよかったです。
妻を近くで勇気づけられ「あなたと結婚してよかった」という言葉ももらいました。
僕たち夫婦にとってはとても大きな一歩になったできごとでした。
最後に注射恐怖症情報
注射恐怖症の人に向けて役にたつかなという情報を・・・。
妻は病院にいく前から非常に不安そうで泣きながら電車に乗っていたりしました。
ネットの前情報では「めちゃくちゃ痛い」という評価で僕も多少びびってました。
事前説明でも痛みについて詳しく質問していました。
「つねられたような痛みです」という説明を受け、打つ前の待ち時間に実際につねってくれとお願いされやりました。
「わかった。これなら大丈夫かも」
と覚悟したように注射にのぞみ、受ける前はやっぱり泣いてしまいました。
恐怖で泣いてしまったことが恥ずかしかったようでそのことを口にしていましたが、注射を担当してくれ看護師さんが非常にやさしく対応してくれそのことに感動していました。
最初に僕が注射を受けました。
左肩に打ち、痛みとしてはぎゅーっと強く押し付けられ、不快感と痛みがある感じでした。
(割と痛みは我慢できる方です)看護師さんがうまかったのか痛みはあまり感じませんでした。
その後、妻がベットに寝そべり僕と手を繋いだ状態で注射を受けました。
それほどパニックになった様子もなく終えられ安心しました。
感想を聞いてみると、よく覚えておらず痛みはあまり感じなかったとのこと。
先につねられた方が全然痛かったとのことでした。
一例で、看護師さんがめちゃくちゃ上手だった可能性も大ですが参考までに。