緊急ではないが重要なことにどれだけ時間をかけれるか
こんにちは。大江仁です。
突然ですが、以下のような図を見たことがありますか?
自分のやることを4つの領域に分けています。
皆さんは日常生活の中でどこに時間の重きを置いているでしょうか。
こうした時間の使い方を意図しているのか、それともしていないのか。
かくいう私は、会社員時代は①か③に時間をかけていました。
そして仕事が終わると圧倒的に④へシフト。
仕事を実施する上で、①と③に日常的に追われがちです。
かつて営業マンだった私の事例で見ていくと以下の感じです。
①緊急かつ重要なこと
メーカーの営業マンだった私にとって、最も緊急かつ重要なことは「納期」です。基本的に納期トラブルをシューティングしていくことに大きな時間を割かれていました。トラブルが起きれば、工場に電話し、商品の出荷は最短でいつできるのかをしつこく確認し、ずっと追い続ける。
この作業にかなり「追われていた」と感じます。
③緊急だが重要でないこと
私が個人的に嫌だったのが「電話」受けです。
電話というのは確かに確認したいことがすぐ確認できるという発信者側のメリットがあるのですが、受け側からすると、他の仕事を止めて聞いていなくてはいけないというデメリットもあり、私はどちらかというと苦手でした。
特に、役職が上の方からの電話はなかなか断りづらいし、思いの外長引くので、しんどかった経験があります。
(あまりに忙しい時は固定電話だったので、電話線を抜いたことがありました笑)
そんなことだったらメール送っといてーーーーーっていつも悲痛の叫びをしていました・・。
④緊急でもないけど、重要なこと
そんな生活だったので、仕事おわりは疲れ果てていたので、DVDを見たり、漫画を読んだりが99%(それが悪いことではない)。
仕事が終わったら、もう遊びたい!!!!が頭でいっぱい笑。
今、私の過去の実生活に沿ってお話をしてきましたが、この動きだと仕事はずっと対処療法のもぐら叩きなのです。その場は一旦収束するでしょうが、根本的には何の解決にもなっていないことが多い。それを繰り返すだけの人材はいい人材とはあまりいえないかもしれないですね。
ここで大事になるのが、
②緊急ではないが、重要なこと
ここでいう緊急ではないが、重要なこととは何か。
納期の管理という観点で有れば、トラブルシューティングではなく、トラブルが起こる根本的な原因を究明し、納期トラブルが起きないように仕組みを作り上げていくこと。私の仕事の場合、例えば工場側の設備を見直し、設備投資の計画をたて実行することであったり、営業サイドで有れば納期にバッファーを見て、早め早めに在庫を積む計画を立てたり。長期的な視点で物事を見る必要があります。
長期的な話が多いので「緊急ではない」ということが多いのですが、とても重要なことなのです。
人生トータルで考えても私はこの「緊急ではないが、重要なこと」に着手するようになったから人生が好転してきたと思っています。
人生でいうならば
緊急かつ重要なこと=会社の仕事かもしれません。
なぜなら私たちは目の前の生活をしていかなくてはいけないし、
ご結婚されている方は妻子を養っていく必要があるかもしれない。
日々の会社の仕事は経済的にやらねばならない事項です。
しかし私は、ここで「緊急ではないが、重要なこと」を実践する時間をとりました。一つは自分の人生の目標設定。そして、そのために必要な人脈づくりであったり、読書であったり、資金を作ることであったり。
しかし多くの人は「緊急かつ重要なこと」に忙殺されすぎて、ここを後回しにしてしまうのです。
私は私自身でこのことに気づいたというより、たくさんの諸先輩方に気づかせていただいたという感覚です。でもその前段階には私の「会社以外の人に触れよう」という「緊急ではないが、重要なこと」があったのは事実です。
今の生活が充実している人も現状不満足な方もいずれにしても、この「緊急ではないが、重要なこと」に着手する時間を作ることでさらにいい人生にできるのではないかなと個人的には感じています。