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中国製ワクチンって、正直どう?


こんばんは、あけましておめでとうございます。
新年快乐☺️

7月に大連経由で中国入りしたわたしは、ようやく天津での生活を始めて半年が過ぎようとしています。

そんなわたしが、ようやくワクチン接種の機会を得て、
年の暮れに中国製ワクチンを打ってきました。

実際にそれをSNSで発信すると、いろいろな反応が友人から返ってきたので、
日本で打つ選択肢のない中国製ワクチンについて興味津々の人も多いのではないでしょうか。

また、これから中国で生活する人にとっては摂取が必要になるであろうことなので(生活していると痛感すると思います)、
少しでも自分が接種にあたって調べたことや、
半年間のwithコロナでの生活の中で、中国製ワクチン未接種なばかりに受けた被害について、記述できたらと思います。


中国製ワクチンについて

中国製ワクチンと大きく言っても、実は数種類あるのをご存知ですか? 

  • 中国医薬集団(シノファーム)北京生物研究所

  • 中国医薬集団(シノファーム)武漢生物製品研究所

  • 北京科興中維生物技術(シノバック・バイオテック)

  • 康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)

  • 安徽智飛竜科馬生物製薬 ※現段階では緊急使用として承認されている


シノファームやシノバックは二回接種が必要ですが、カンシノは一回接種で済む物のようで違いがあります。
実際に自分の知り合いの中国人は、カンシノを受けたようで一回接種で澄んだと言っていました。

実は、中国でのワクチン接種はどのワクチンを打つか(もちろん中国以外のワクチンは選択肢にない)は、接種する瞬間までわからないので、
自分も打つにあたってどれになるのか心配でした。

結果的に、シノファーム北京生物研究所のワクチンを打ちました。

そういう意味で言えば、恐怖感満載かもしれません苦笑


他の国のワクチンとの違い

中国のコロナワクチンは「不活化ワクチン」に分類される。インフルエンザや肝炎、ポリオなどの感染予防で使われてきた従来型のワクチン技術だ。有精卵などの培地を使ってウイルスを大量に培養し、人体で増殖できないようにする工程を経て製造する。すでに多くの感染症対策で実績があり、安定供給や安全性が期待できる半面、自然感染に比べて免疫力が強く出ない。

開発には通常時間がかかり、大量生産へ設備とノウハウも必要になる。この点、シノバックとシノファームはともに、ポリオワクチンやインフルエンザワクチンを開発してきた大手だ。コロナへの対応も、既存のインフラや人員を転用することで迅速に進めてきた。

一方、ファイザーやモデルナなどの欧米企業が採用するのがmRNAワクチンだウイルスの遺伝情報そのものをワクチンとして注射し、そのたんぱく質を疑似的に人体に覚えさせて免疫力を鍛える。mRNAは人工合成が可能で、不活化ワクチンより開発に時間がかからないとされるが、一般患者に大規模に使うのは今回のコロナが初のケースとなる

日米欧で普及する欧米製ワクチンの多くはmRNA型で、マイナス20度から同80度という超低温で保存しなければならない。中国製ワクチンは通常の冷凍庫でも保存できるなど、取り回しの容易さでも違いがある

mRNAワクチンはいわば未知の技術だが、ファイザーやモデルナは有効性や生産に関わるデータを積極的に開示している。

これに比べて中国の極度ともいえる「秘密主義」は同国製ワクチンへの要らぬ懸念と誤解を生んでいる。日本経済新聞はシノバックやシノファームなど中国製薬各社に取材を求めたが、いずれも応じなかった。

実際、中国のワクチンは広く使われる技術に基づくにもかかわらず、ほとんどの先進国が承認していない。欧州でシノバックのワクチンを「有効な予防接種」として認めている国は10カ国にも満たない。欧州医薬品庁(EMA)はシノバックのワクチンをなお審査中としており、シノファームからは承認申請そのものが来ていないと明らかにした。

中国ワクチンギャンビット 「責任ある大国」の虚実
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/chinavaccine-1/

この引用にあるように中国製ワクチンはこれまでの予防接種等と同じ従来の技術を踏襲してつくられたワクチンって聞くと、なんか安心感があるのは私だけでしょうか。。。

どんなワクチンなのか、何となくでも分かっただけでも自分には安心感が持てました。


副作用は、どう?

実際にワクチン接種をするにあたって、懸念するのが副作用ですよね。

日本でファイザー製のワクチンを接種している友達もSNSを通じて2回目の接種の際の副作用が辛いと発信しているのを見ていたので、嫌やなあ、打ちたくないなあと気が滅入っていましたが、

結果的に

中国製ワクチン接種の副作用は少なく(個人差があるかもしれませんが)安心しました。

接種の流れもとても簡単で
パスポートを持参して、接種の同意書を読みながら登録を済ませ、接種すると、観察場所で30分待機して、異常が見られなければ帰宅できるという流れでした。

接種会場の入り口
接種の登録用紙
裏の同意書文

1回目の接種の翌日には、注射箇所が確かに痛いことはありましたが、そのほかはこれといって症状はなく、3週間を過ごし、2回目の接種を迎え

2回目の接種後1週間は、少し熱っぽさを覚える日もありましたが(熱を測っても平熱)、とっても辛いということはなく安心しました。

接種当日は、お風呂に入らないでねって言われたのと、飲酒はしばらく控えてねって言われたので、忠実に守りました笑


コロナへの効果は?

調べてみると、

ベストではないが、必要十分

中国ワクチンギャンビット 「責任ある大国」の虚実https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/chinavaccine-1/
ワクチンの効果

他の国のワクチンと比べると、やはり効果が低いのはデータからわかっているようです。


副作用も少ない分、効果も薄いというのが事実なのかもしれません。


では、どうして接種したのか

ワクチン未接種の弊害


現在、中国での生活ではワクチン接種をしていないと生活するに不便だと感じることが多いから。

中国では、健康コードと通信行程卡と呼ばれるものが生活必需品になっていて、自分の健康状態を示す言わば、健康手形となっています。


金盾付きの健康コード(緑コード)
通信行程卡



中国では、どこか建物に入る際に
必ず健康コードを携帯で見せて、緑色になっていなければ中へ入ることが許されません

私の住む天津市では、更にワクチン接種済みを示す金盾と呼ばれるマークも大切で、緑色だけでは済まず、金盾がないと

その場で、名前と住所、電話番号などの個人情報を記入することが必要だったり、場合によっては中に入れないこともあります。

実際に自分は金盾が示されてなかったときに、
博物館に入ることが許されなかったり、
乗っていたバスで公安が乗客に抜き打ち検査にまわり、金盾のない自分は途中下車を余儀なくされたりしました。

当初は、紙に個人情報を記入するのも億劫ではなかったのですが、建物に入れないことも増えてきたときには、死活問題だと感じました。。。

そうやって、ワクチン接種を通して、国民の情報を管理しているのは、やはり社会主義色の強いやり方だなあと感じてしまいます笑


諸刃の剣の中国製ワクチン


他のワクチンと比べて効果が薄いと言われながらも、中国国内で生活するには必要不可欠の中国製ワクチン

中国国内で生活するには、旅行するには、必要なのが分かっていただけたと思います。

しかしながら、

我々からすれば、同じワクチンのようでありながら

まだまだ世界には、ワクチンパスポート適応のワクチンと認められていない国が多いのは悲しい事実。

WHOも中国製ワクチンを認可したこともあるし、中国製ワクチンを輸入していた途上国も多いのですが、
最近では中国製ワクチンの低効果が叫ばれたり、アメリカ製ワクチンが輸入できるようになって、ファイザーなどが輸入できる状態になり優先的に使用する国も増えてきたりして、中国製ワクチンの立場も低くなってきています
。。。


おそらく、中国外の国で生活するようになった際には、
他の海外の国を訪れる際には、
ファイザーやモデルナなどの他のワクチン接種もブースターとして受ける必要性が出てくるのでは、と感じています。

しかし、今中国国内で生活している人間として、
ひとまず中国国内での生活の弊害を受けずに済んだのを良しとします。






2022年は、このnoteを通して色んな人と関わりが持てるようになれればと切に願い、このnoteを寝かしたままにならないように気をつけたいと思います。
しっかり、中国での生活で感じたこと、思ったことをアウトプットする場にしていかなければ。。。

これからも中国生活のありのままを残していけたらと思います





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