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通知表と保護者面談の話

夏休みに入って2週間。今日も娘は朝から塾に行っています。塾の夏期講習は10:00~16:50までですが、わが家は授業の前後は自習室で宿題と復習をする時間、と決めたので、娘は8:00に家を出て18:30に帰宅する毎日です。と、さらりと書きましたが、10歳の子が毎日10時間も塾にこもって勉強しているなんて、すごい……わが娘ながら立派だなと尊敬します。

さて、昨日は小学校の担任の先生と保護者面談がありました。私にとって今回の保護者面談は、ちょっとした緊張感のあるものでした。というのも、終業式の日に持ち帰ってきた通知表が納得いくものではなく、どう解釈したらよいのかと悶々としていたのです。そして、長女の話を聞く限りでは、担任の先生は通塾や中学受験には否定的。さて、どうしたものか。

長女の渋渋に挑戦したいという意欲は尊重していますが、親の私は都立桜修館への気持ちが捨てきれずにいます。桜修館、給食があるし、学費も格安だし、なんといっても自転車通学できるのです!(※後期生=高校生から)
テレワークが普及して都内の通勤電車はガラガラになるのかと期待したのも束の間、今は通勤ラッシュが復活していますよね。中学生の女の子が混雑した電車に入ると、痴漢の餌食になってしまうのは確実です。私自身、若いころに幾度となく痴漢に遭遇し、本当につらくて、満員電車が恐怖だった。自分の娘たちには絶対にあの思いをさせたくないので、電車を使わずに通学させたいという気持ちが強いのです。

公立中高一貫校は、小学校の成績である「報告書」が合否に大きく関係してきます。桜修館の場合、報告書の割合は、実に30%。1000点満点中300点を報告書が占めています。通知表の3段階評価は科目別に「【3】25点、【2】17点、【1】9点」に換算され、全科目の合計点が報告書の得点となります。これ、それぞれ8点ずつも開きがあることに震えます。日ごろから「1点でも多く得点する!」と口を酸っぱくして伝えている身としては、この報告書の得点は看過できないわけです。

話は戻って、5年生1学期の長女の通知表、「よくできる」は5つくらい、ほかはみんな「できる」でした。別に、今回が特別悪かったわけではありません。これまでずっと、こんな感じでした。でも、受検で使う報告書は5、6年生の評価を元に作られるので、4年生の時までとは、ちょっと本気度が違うのです。どうすれば「よくできる」を増やせるのか、先生に改善ポイントをしっかり伺っておきたいのです。

面談時間は10分と限られていたので、事務的な話が済んだところで先生に直球で尋ねてみました。先生の答えは、端的に言うと「通知表の左ページにあたるものは、ほぼペーパーテスト。テストで95点以上取れていれば『よくできる』です」というものでした。でもね、うちの娘、学校のテストはだいたい90~100点ですから、単に点数だけで見たら「よくできる」がもっとあってもいいはずなんですよね。そこで穏やかに食い下がってみたところ、先生は、「私、あまり『よくできる』はつけないんですよ。うちのクラスの子は、『よくできる』があるほうが珍しいくらい。だから〇〇さんはとても優秀なほうなんですけど?」と、意外そうな顔をされていました。

うーん……絶対評価だから、教師による差はあると思いますが、「私」を主語で評価法を語られるのは、ちょっと、いやだなあ。「テストの成績は優秀、授業態度もよい、学びの意欲もある、問題行動はない、強いて言うなら提出物の忘れ物が目についたかな」という評価を受け、ここからどうやってステップアップできるのか、さらに悶々としてしまいました。何よりも長女が、頑張っているのに評価してもらえない、先生に嫌われているのかしら、という気持ちを持ってしまったら悲しい。

最後に、「志望校は決まっているんですか?」と聞かれたので、「桜修館を考えています」と言ったところ、「〇〇さんくらいの成績ならば合格圏内ですよ。きっと受かりますよ」という、社交辞令?というような軽めの激励をもらいました。受かるためには先生のお力添えが必要です、と返そうかと思いましたが、なんだかそれもね、と思って留まりました。

素直に受け取ったら概ねポジティブなフィードバックだったので、長女には「先生が褒めてたよ」と伝えたところ、はにかんだ笑顔を浮かべていました。でも、親の方はもやっとした気持ちが抜けません。

姉妹の子育て、特に長女の中学受験の伴走記録です。 いただいたサポートは、勉強をがんばる娘へのご褒美に使わせていただきます!