ライジングインパクトとかいう人間賛歌
黎明編
当時の小学生は全員少年ジャンプを読んでいた。
私も例にもれずジャンプを読んでいたキッズのひとりだった。
その集中力は凄まじく、1ページ目から作者のコメントが載っている巻末ページまで全て目を通していた。
当時のラインナップはまさにジャンプ黄金期だった。
ドラゴンボールも幽遊白書もスラムダンクも載っていなかったが、ボーボボは載っていたので誰も異論はないだろう。
ボーボボ以外にもワンピースを筆頭に、ナルトに遊戯王、ヒカルの碁、ハンタ、テニプリ、リーダー伝たけし、ホイッスル、シャーマンキング…
そうそうたる顔ぶれが連載していたのだが、小学生の私には理解が難しい漫画もあった。
そう、ジョジョ6部だ。
ストーリーは難解だし、コマ割りは奇妙だし、セリフ回しは理解不能だし、何より絵が気持ち悪いという小学生の敵のような漫画だった。
そんなジョジョアレルギー全開の小学生だった私だが、その中でもお気に入りだったのがそう、ライジングインパクトだ。
ゴルフのルールすら知らないキッズにさえ、そのわかりやすさと必殺技(ギフト)でゴルフへの憧れを抱かせるには十分だった。
少ないお小遣いで漫画を集めるのはもちろん、リーベルあたりのイラストをノートに描いていたような気もする。
もちろんスポーツが苦手な私がゴルフクラブを握ることは無かった。
未来編
そんな面白漫画のライジングインパクトだったが、ジャンプであえなく2回目の打ち切りをくらった後はすっかり記憶の彼方に消えていった。
赤丸ジャンプで後日談を読んだ気もするが、それから作者が少年マガジンでヒットを飛ばすまで思い出すことも無かった。
ヤマト編
さらに時は流れ、なんとNetflixがライジングインパクトのアニメ化を発表したのだった。
まさに驚愕、どういった経緯で今更アニメ化に至ったのか…理解しがたいとはこのことだった。
それと同時に嬉しさもこみあげてきた。
もはや漫画の内容もおぼろげにしか覚えていないが、小学生時代に親しんだあの名作に再び会えるのだ。
きっと当時ジャンプを読んでいたキッズが番組制作の偉い人になったに違いない。知らんけど。
宇宙編
そして昨日、やっとアニメをすべて見終わったという次第です。
面白かったです。
なんか色々書こうと思ったけど前置きを書いたら疲れてしまったのでまた今度にします。
終わり!