クセ。
「キミがラッキーなら川の水が一面に凍って靴のままスケートであの風車まで行けるよ!」と満面の笑みで伝えてきた大家さん。
毎日悪夢のような曇り空で培ったオランダ人のそんな明るさははアタシの幼少期と少し似ているかも。
海外で働いてみたかった私は4年間スペインで暮らし、コロナ禍のパンデミックで本帰国後しばらく日本にいたけどやっぱり海外でまたチャレンジしたくなりオランダでフリーランスとして暮らし始めた。
しかしここは悪夢のような天気!
晴天続きのマドリードでは気づかんかったけど
太陽がありがたくて思わず拝みたくなる。
下に住むシェアメイトのチーズ職人の青年が
朝7時過ぎに家を出ているドアの音で目覚める私。
窓から見下ろす道路は完全にアイスバーン。
そしてついに!運河が一面に凍ったーっ!
私の自転車のサドルもパリッパリ。
歩くと滑る道は慣れてないと
踏み締めることも困難。
水鳥たちが氷の上でしゃがみ込んでいる。
すると水辺で小学生らしき男児たちが何かを手に持って氷に向かって投げる姿が。
とにかくそこでスケートしたい様子!
いろんなものを投げてみる。
ぽっちゃり系男児が小さな丸太を投げた後、
氷は割れるどころか丸太はコロコロ転がっていった。いやいや、まずその丸太はおにいちゃんの体重の半分もないよね?
今度は近くの粗大ゴミ捨て場から
細木で出来た頼りなさそうな椅子を
空に向かって思い切りポーン!
と振り上げてみる。
夕方またそこを通ると
割れた氷と共に粗大ゴミが散乱していた。
たとえ雨が続く毎日でも運河が凍る寒さでも、どんな状況に置かれてもそれを大人も子どももまずは楽しむ!ってことを優先してるオランダ人。
子どもの頃そうやったことを思い出して泣けてきた。こんな時は思い切りワンワン泣いてみる。
そうだよ、楽しむために生まれてきたんだ!
涙を流すことは何かの始まり。
誰かがそう言ったのを思い出しながら惜しげもなく涙を流しまくった。
人間溜め込むのが1番良くないからね!
「涙を拭こうよ!くじけちゃ、ダメだよ!Dance、素敵なカーニバル」
堀アンナが幼少期好きだったポリアンナ物語のオープニング曲。
小さくても何か夢や目標を持つことで元気になれることに気づいたのもこの頃。
そしてありがたいことに
51才になった今でもこのクセが習慣付いている。
でも何故だか最近それを忘れていた。
さあて来年の目標でも立てるか!
そしてアファメーション。
これもよく子ども時代から
やってたなー。コレはマジで効果絶大だと思う。
書いてるとまた色んな気持ちが蘇るのがいいね。
エクスプレッシブライティング効果かな。
いまも世界中で色んなことが起きてるけど、
どこかで誰かがコレを読んで
少しでも元気になってくれたら嬉しいな。