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【直島影絵】9月滞在制作レポート①

9月22日、東京、千葉、長野、京都、大阪から今回の影絵に出演するために公募で集まった1歳から60代までの大人7名、子ども2名のメンバー(「直島影絵団」)が直島に集結しました!当初予定していた人数を(5名予定でした・・笑)大幅にこえた、個性豊かなメンバーとともに、これから10日間直島の一軒家で滞在制作をします。前日からの大雨が心配でしたが、メンバーが集まると同時に雨も止んで晴れ間が覗きました。

直島の模型を見ながら島の説明を聞くメンバー

滞在2日目は直島の模型を見て島内を散策することで島の全体像を掴みたいと思います。模型で地形をなぞりながら直島の産業や人口、島にまつわる噂話や伝説などさまざまなお話をしました。座学を終えたらさっそく島のフィールドワークへ。つつじ荘のある積浦地区の海岸を歩きながら屋外作品を鑑賞し美術館に行くチームと海岸から海を散策するチームに別れて活動。午後は本村地区に移動して、本村地区と島の北側エリアを散策しました。大掴みではあるけれど、これで島の各エリアをぐるっと周りました。

9月とはいえまだまだ陽射しが暑い
吸い込まれるような空と海の青に思わずドボン!気持ちいい。

リサーチ3日目は直島を離れて周辺の島々の探検へ。この日は音楽家の東郷清丸さんも一緒にリサーチへ出かけました。直島町はメインの直島以外に26の島々からなる群島の町なのです。まず最初に教育委員会の大岸さんから直島の産業や文化、周辺の島々の歴史や地形について教えていただきました。

直島諸島の歴史は古く、数々の遺跡や古墳が見つかっている
数万年前の石器や土器もたくさん見つかっている
無人島を歩くメンバー
直島以外にも屏風島、向島には今も人が暮らしている

午後から川村亘平斎さんも影絵団のメンバーと合流。本番の会場である直島ホールへ移動して、これまでのリサーチ内容についてシェアしました。その後、川村さんによる影絵のデモンストレーションを見て、メンバーも「自分のアバターとなる影絵人形」というお題をもらい、1体目となる影絵人形の制作をしました。

直島ホールの壁面に映る巨大な影
直島在住の「影絵部」メンバーも参加
相談しながら思い描いた影ができるように細部を調整
影になると人形とはまた少し違った手触りと表情が浮かび上がります

子ども達も参加して、思い思いの影絵人形が出来上がりました!みんな初めて作るとは思えないほど生き生きとした仕上がり。直島での滞在の中でそれぞれが何を発見して、どんなものがたりが編み上がっていくのかとても楽しみです。

◎11月23日、24日上演「直島影絵」のチケットはこちらから!
https://kagee.peatix.com/