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atcoderという魔境

何度も消したりしたけどこの体験はやはり残しておこうと思う。

atcoderという競プロのオンラインゲームを一か月やってみた。

天才ばかり

将棋と囲碁が両方とも高段者ということもあり、普段は言わないが、何かしら頭を使うゲームならそこそこの適性があると思っている。

いや、思っていた。

atcoderを初めてそんな幻想は打ち砕かれた。母集団が異常なほど優秀なのである。

上位は東大、京大、中堅層でも旧帝理系くらいじゃないんかと思うくらい。

いやいや、そういう連中とボードゲームでは別に差を感じないくらい戦ってきたんだから関係ないっしょ、みたいなノリがあった。

全く違う。

競プロ=数学と言われる中、受験勉強で数学を徹底的にやり込み、なんなら数学オリンピックとか出ちゃってる連中だ。ちなみに私は数学オリンピックがなんなのかすらよくわかっていない。住んでるレベルが違いすぎる。

母集団の中で下の下である事実を否が応でも突き付けられ、泣きながら問題を解き続けたが、結局B問題も難しいものは解けず、C問題は半々くらいだった。

「B問題なんか基本がわかれば全部解けるからやる必要ないよ」というのが平均的数学力。ぼくにとっては一生B問題が埋まる気がしない。

界隈は異常なほど優しい

おそらく真実は対人ゲームでないから無用な争いが起きないというだけなのだが、それでも初心者を腐すような人はいないし、やたらと攻撃的な人もいない。あえていうならchokudaiさんが一番危なっかしい。低年齢層がボリュームゾーンなのにこれはすごいことだと思う。

教材も出来ない人向けに死ぬほど揃えてくれてある。絶対に初めのステップで挫折させないという強い意志を感じる。これ以上かみ砕けないだろ、というところまで問題を咀嚼してくれる。

それでもぼくは出来なかったし、出来るようになるイメージも沸かなかった。

具体的にはレーティングで茶色になれる気すらしない。一番初めが灰色で次が茶色にも関わらず。

まとめ

やらないから出来ない、というのは幻想で、やったって出来ない人は出来ないというのが自分の経験として理解できたのは大変有意義でした。

atcoderをやってみて嫌な思いは一切していないし、数学の得意な人にはとてもおすすめしたいオンラインゲームです。

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