おきのえらぶ島滞在記no.3 -あっちにもこっちにも- 島産きくらげ
沖永良部島のお土産物屋で、島産のきくらげを見つけました。
試しに乾燥きくらげを鍋にいれてみると…どんどん膨らんでびっくりするほど大きくなりました。こりこり?いや、おおげさに言えばごりごりととした食感。いや、ぷりぷりかな。とってもおいしかったです。
きくらげは島の名物食材であり、その後いろんな種類の料理と島で遭遇しました。
このページでは、きくらげを使った料理と、その生産現場を紹介します!
1. 島のきくらげ料理
島内の食事処でみかけたきくらげ料理を紹介します。
○きくらげ入りペペロンチーノ/「えらぶキッチンTERU」
個人的に一番衝撃を受けたきくらげ料理でした。きくらげの食感が最高です。
TERUでは、食後のデザートでもきくらげを食べられます。
小さくカットしたきくらげをバニラアイスにのせた、「きくらげハニーアイス」。ちなみに、ハチミツも島産でした。
きくらげの食感が楽しい。
○ きくらげぎょうざ/レストラン「GUST」
写真ではわかりにくいですが、タネにはお肉と細かく刻んだきくらげが入っていました。たまに刻んだタケノコが入っている餃子がありますが、それと似たような役割でしょうか。きくらげが食感のアクセントになっていました。
○ きくらげのお刺身/「郷土料理 草」
一枚まるまる、きくらげを楽しむことができます。
味の主張がないきくらげ。どんな料理にも馴染みつつ、食感でしっかり存在を出してくれる、万能食材かもしれません。
2. いざ、栽培場見学へ
きくらげの魅力にハマりかけていたころ、その栽培現場を見学させていただく機会がありました。島にはきくらげ生産をする会社が2社ありますが、そのひとつ、「南国きのこ苑」です。
島の年間平均気温は22度前後と、年間を通じてきくらげ栽培に適した湿度と気温です。
沖永良部島には200種類以上にもなる野生のきくらげが生えています。
「昔はそこら中にきくらげがはえており、春になると摘んで食べた。」という話もあります。
見学させていただいた南国きのこ苑では、島のさとうきびを利用して栽培していました。「バガス」と呼ばれる、さとうきびの搾りかすに菌を培養するそうです。
成長したきくらげは、6センチ程度になったところで、すべて手作業でかりとられます。
棚一面にきくらげが映えている様子には、圧倒されました。
↓近くで見ると、白い胞子が一面についているのが見えます。これが新鮮さの証。
↓これから大きくなる、赤ちゃんきくらげ
東京に戻ってから、私はきくらげを食べるたびに厚さを意識してしまう人間になってしまいました。スーパーできくらげコーナーを見てみましたが、島で食べたものほど分厚いものは見つかっていません。島に行ったら必ずきくらげを食べましょう。
南国きのこ苑
HP https://nangokukinokoen.com/about.html
*許可を得て見学させていただきました。