見出し画像

【ポルトガル移住5】NISSとSNSを取る

前回NIFの話を書きました。かなり長くなってしまったので、今回はその時あわせて書こうとしていたNISSとSNSの話です。(前回記事はこちら)

ちなみにNISSはNúmero de Identificação de Segurança Sociaのことで、SNSはServiço Nacional de Saúdeの番号のことです。

トップの画像は記事に何にも関係ないですが、ベランダから顔を覗かせるお犬さまがあまりにも可愛かったので。この国は本当に犬天国です。犬好きは絶対飽きないと思います。犬も歩けば犬に当たるくらいの犬の数です。

NISSの窓口の予約を取る

先ずはNISS(Número de Identificação de Segurança Social)の話から。こちらは「ニス」と読みます。

そもそも、NISSを取らなければならないという話になったのは、SNS (Serviço Nacional de Saúdeの番号)を取ろうと思った夫が保健センターに行ったところ「居住カードがない人でもSNSは取れますが、まずはNISSを取ってきてください)と言われたことから始まります。

保健センターの窓口で渡されたメモ

その時に夫がSNSの窓口の人から渡された紙がコレ。ただ、この紙の情報と実際に言われた内容は色々違っていて。例えばここではNISSにバツがされているけれどNISSは必要だったり、residence cardがまだ無いことを伝えたところ「だったらSEFの予約が証明できるドキュメントがあれば良いわよ」と言われたりしていて、それが別途必要だったり。住所に関しても役所で住所の証明書類を貰ってこないといけないと言われたけれど、結局、NIFの書類に住所が記載されていればオッケーだったりしました。

ちなみに、こちらの方々の書き文字は大体みんなこんな感じです。難読なことも多いので、メモしてもらったその場で内容を確認する必要があります…

話がそれましたが、そこで早速NISSを取りに行こうと夫はその足でNISSの事務所に向かってくれました。

ところが、入り口で「予約はあるのか?ここの事務所で手続きするためには、先ず予約を取りなさい」と言われ、NISSの窓口の予約を取りに行ったところ、提示された日はなんと1ヶ月後…その日はそれ以上何もできないので帰ってきました。

NISSを取る

NISSとSNSを取ろうと思い立ってから1ヶ月経ち、予約した指定の日時にNISSの事務所に向かいました。

そこからはとてもスムーズでした。中はその時間帯に予約していた人のみなのでとても空いています。必要書類は以下のものでした。

  • NIF

  • パスポート

  • SEFの予約があることを証明するドキュメント

必要書類の確認もOKで、これはすんなり取れそうだと思ったものの、窓口の人に「で、コピーは?」と言われてしまいました。その人の背後には大きなコピー機があるものの「コピーの提出が必須だからコピーを取ってきて」と言われてしまいました。近くのコピーが取れる店情報まで教えてくれて、それはありがたいのですが、、「その背後にあるコピー機を使わせて!お金払うから良いじゃないか!」と思うものの「取ってきてね、待ってるから」とのことで。結局夫が道路挟んで反対側の謎の店でコピーを取ってきてくれました…

書類が揃えばそこからは比較的早く作業が進みます。ひたすら待って、最後に内容を確認して、サインをする。という感じでした。

コピーさえ持っていけば20分くらいで4人分の作業が完了したのではないかと思います。(いや、もう少しかかるかなぁ…)

SNS番号を取る

そこから、その足で保健センターに向かいました。保健センターは予約無しで手続き可能でした。

入口の端末で番号を取ります。四つの項目のどの目的で訪ねたかを選びます。この四つの項目(A.B.C.D)は要件の種類で違うものをセレクトします。(手続きは確かCかDだった気がします…)

これは別の診察で尋ねた時のもの。

画面に番号が表示されるまで待合室で待ちます。呼び出されるカウンターはアルファベットとはあまり関係なく、画面に表示されつつアナウンスで言われたところに行きます。

画面右端の数字がカウンターの番号

そこで、上記の必要書類を差し出すと手続きをしてくれます。カウンターのお姉さんは基本的に英語ができる人だったので助かりました。

ワクチン接種証明書と予防接種の証明書

この時に一緒にワクチン接種の証明書と子供達の予防接種の証明書を持って行けばよかったのですが、私たちは持っていかなかったもので、後日持って行き、情報を登録しました。なので、その反省を踏まえてそのことをここに書いておきます。

子供の予防接種の証明書は日本で英訳版を作成してもらっていたのでそれを持っていきました。大人のコロナワクチン接種の証明書に関しては、英訳版など特に持っていかなかったのですが注射のロットが書いてある(シールが貼ってある)紙を持っていったらそれでOKとなりました。(文は全て日本語表記)そして、これもまた全部コピーが必要。コピーを取ってから行くことをオススメします。

それらを持って行くと1週間ほどでポルトガルのSNSのシステムに情報を追加してもらえました。

便利なアプリ・SNS24

SNS 24というアプリがあり、そこに発行されたSNS番号を入力すると、自分の最寄りの保健センター情報や、コロナワクチンの接種記録、予防接種の接種履歴などが表示されるなどなど、とても便利です。上記の情報追加の結果はここで見て確認しました。

正確にはコロナのワクチンの方は「情報、追加しといたわよ」と電話がかかってきたのですが、子供の予防接種の方は何の連絡もなくて…でもアプリで確認をしたら情報が入っていました。なので連絡のある無しは担当者次第のようです。

このアプリは、家族4人分までユーザー登録できるので自分のアプリで夫や子供の情報まで確認できる。素晴らしい!

子供の予防接種の管理ってとても大変だと思うのですが、それがこのアプリでできるのは本当に素晴らしいなと思います。

アプリを使う中で「もっとこういうこともできたら良いのに!」というところはあるのですが、変な機能が沢山あるよりスッキリしていてわかりやすくて良いなと思います。シンプルだけど、英語対応はしてくれているところに感謝です。 ちゃんと使う人の方を向いているアプリだなと思います。

色んな場所でポルトガルのシンプルさを感じてきましたが、行政が作るアプリ一つとってもそれを感じました。(褒めすぎかも…これは別にヨーロッパでは普通なのかしら、どうなのかしら)

この医療関係の話はまた別途書けたら良いなと思っています。

少し話が横道にそれましたが、NISSとSNSの話は終わりです。次はいよいよSEF(移民局)の手続きについて書こうと思います。

いいなと思ったら応援しよう!