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【ポルトガル移住 6】レジデンスカードを取る

色んな番号が揃ったところで…いよいよ今回は、SEF(移民局)の話を書こうと思います。

そして、移住手続き系の話は一旦今回で終わりにしようと思います。思い出して書きたくなったらこちらのマガジンに加える予定です。

手続きの日

SEFの手続きまでに、ここまで書いたような他の番号を取る手続きやら家探しなどものすごく怒涛の日々だったので、思っていたよりもその日はすぐにやってきました。いよいよSEFの手続き当日です。それまでの経験上、ポルトガル語が話せる人にどうしても着いてきてもらいたくて(まだnoteには書いていないのですが、この手続きの数週間前に保健センターで私がポルトガル語が話せないが故に、医者から子供の診療を放棄されそうになったことが少しトラウマになっていました…)、SEFの予約の直前に知り合った、英語が堪能な日本人とポルトガル人のご夫婦に一緒に来てもらうことにしました。(本当に感謝です…)

SEFの場所はCascais。リスボンから電車で一本で行ける身近なリゾート。とても雰囲気の良い場所なので「きっと働いている人の心も穏やかになるに違いない!」と信じてやってきました。(SEFの対応は酷い、怖いという評判をずっと聞いていたため、ビビっていました)

朝一番の予約時間だったので、開場前の早めの時間に着いて入り口付近で待っていたのですが、そこには「移住してきました!」という雰囲気の西側のアジア系の方や北欧系の家族(全て勝手な予想に過ぎませんが…)などが、皆「移住エージェント」のような方と一緒に待っていました。

出勤してきたと思われるSEF職員とエージェントの方はもうすっかり顔馴染みなのでしょう、目が合うなりハグして何かポルトガル語で沢山話していました。

そんなこんなでいよいよ時間となりました。警備員の男性に名前を呼ばれ、中に入ると待合室のようなところに通され、手続き用の紙を渡されました。慌ててそれらに記入していると「まず、一人入りなさい」と呼ばれます。結局同行してくれた日本人の友人がエージェントと思われたのか、SEFの職員に引き止められ、彼女とうちの夫が手続きのための部屋に向かいました。

そこから先は、上の子、私、下の子と入れ替わり立ち替わり手続きの部屋に入っていきます。

中で指紋を取られ、写真を撮られてサインしておしまい。(下の子は指紋はとられませんでした)思っていた以上にあっさりしていてビックリしました。もっと「この書類を出せー」などと言われるのではないかとビクビクしていたので…下の子供の写真撮影は少し時間がかかりましたが、他は本当にシャンシャンと終了しました。友人夫妻に本当に感謝です。

レジデンスカード代わりの紙を持って銀行へ

その日は結局、レジデンスカードが届くまでの間に使える「レジデンスカード届くの待ち状態だよ!証明書(ただのA4の紙)を渡されて帰りました。

SEFのおじさんから「3週間後にはカードが届く」ことと、「この紙があれば基本的にレジデンスカードと同じように使える」ということを説明されました。

話は少し逸れるのですが、その紙が手に入ったので私はようやく銀行口座がこちらで開設できる!とウキウキしながらこちらの銀行窓口に向かいました。

こちらに来て直ぐの段階で夫はこちらの銀行口座を開設していたのですが、私は書類の不備などもあって出来ないでモタモタしているうちに銀行のルールが変わってしまい、「レジデンスカードがないと口座開設出来ません!」という状態に…(夫の時はレジデンスカードが無くても口座開設出来た)

ところが、銀行窓口にてその紙を見せると「これではダメだ。カードを持ってこい」の一点張り。「SEFでこの紙はレジデンスカードの代わりに使えると聞いたんですけど!」と言うと「確かにその通りです。レジデンスカードの代わりとしてどこでも通用するが、銀行口座開設にだけは使えないんだ」との回答…久しぶりの「ルールはルール」的な対応に苛立ちを感じました…

レジデンスカードが届く

言われた通りで、本当に3週間も経たないうちにレジデンスカードは無事届きました。苦労して撮った下の子供の写真も、なんとかなっていました。

次は2年後に同じような手続きが控えていますが、一先ず安心です。

というわけで、なんとか無事にポルトガル生活のスタート地点に立つことができました。

まだまだこれからどんなことが起こるかわかりませんが、ここまでの大変だったことを超えることは起こらないといいな…と思っています。

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