あの世の裏口
あの花が枯れたのは
蜂が蜜を採取しにきたせいで、
それは、
与えられた緩やかで機械的な自殺だった。
あの花が枯れたのは
太古、ある花が枯れ落ちたせいで、
それは
汚れた美しさの繰り返しだった。
あの花が枯れたのは
そこに植えられたせいで
それは
女の庭が見劣りし始めるキッカケだった。
あの花が枯れたのは
そこに種を落とすためで
それは
永遠という幻想の希求だった。
おしまい。
最近、平家物語の頃のお話がいくつかテレビで流れてるけれど、あの時代の動乱のお話はとても残酷なんだけれど面白い。
簡単に人が殺されてしまう時代なのだけれど、
『生きている』という実感をありありと感じられます。
あと、羊文学の『光るとき』めっちゃいいですね。
その歌詞のモチーフを使って書いてみました。
今日も、緩やかな1日を‼️
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