カグヤヒメの憂鬱
私なんていないわ。
竹からヒトが、
生まれてくるわけがないじゃない。
私なんているわけがないのだけれど、
私に言い寄ってくるオトコどもには、
無理難題を言ってやったわ。
どこぞの器はニセモノで、
ナニかの皮は燃えてしまって、
金銀で作らせた枝でダレかが破産して、
あとの2人は恋煩いでカラダを病んでしまったわ。
美しいオンナというだけで、
見たこともないオンナというだけで、
翁の妄言の中で生まれたオンナというだけで、
私というオンナが一人歩きしている。
バッカみたい。
男はいったい、ナニに惚れているのかしら。
私はいったい、ドコで生きているのかしら。
おしまい。
ヒトは誰しも、他人の思い出や思考の中で
自身のキャラや人柄が生きている所があるよね💦
今日もオートマティックな1日を❣️
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