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自称霊感ありの友達の霊感が割とホンモノだと確信した話
私の友人に一人Aという、”自称”霊感があるという者がいる。
A曰く、Aの家系は、代々霊能者の家系であるらしく、幼いころからそういった霊的な体験を多くしてきたという。Aからは、「お盆には本当にご先祖様は帰ってきているよ」というような和やかな話から、「親戚の知り合いが亡くなったときにその人の霊が夢にでて金縛りにあった」というような本当にあった怖い話さながらの怪談までいろいろな話を聞かされたことがある。あくまで本人談であるので、そういったスベらない話の類として私は受け取っていたのだが、最近、この認識を大きく改めさせられる出来事があった。
しばらく前のあるとき、Aと話していると、ふと「お前妹か姉かいたっけ?」と聞かれた。私は一人っ子であるので、そんなものはないというを返答すると、「いや、でも今いるじゃん」という奇怪なことをAが言ってきた。
何かがおかしい。そう、このときAが見ていたのは”現実”のものではなかったようなのだ。
「それ、生霊だね。ボブカットのたぶん年下の女の子だと思う。」
と、Aの一言。いくら幽霊の類を信じていないとは言え、こんなことを言われては、さすがにいい気はしないわけで、なぜそんなものに憑かれなくてはならないのかと思い当たる節がないか考えたのだが、一向にわからない。
「名前とかそういうのはわからないの?」と、私は聞いてみた。
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