避難所にペットは入れるべきか
ペット<人間 として話を進めます
避難所の目的
災害時の一時的な避難場所の提供
災害による被害から人々を守り、一時的に安全な場所を提供すること。生活支援
避難者に対して食事、水、寝具、医療など、最低限の生活支援を行うこと。情報提供
避難所では、災害情報や避難指示、支援情報などを提供し、避難者の安全と生活を守ること。コミュニティの維持
避難所は、地域コミュニティの絆を維持し、避難者同士の助け合いを促進する場所にもなる。被災者支援
避難所は被災者の一時的な居場所であり、復興に向けた支援拠点としての役割も担う。
ペットとは
家庭で飼育されている動物のことを指します
主要なペット:イヌ、ネコ、小鳥、小動
ペットを飼っている人の割合は?
日本国内におけるペットを飼育している世帯の割合は以下のようになっています。
犬を飼う世帯
日本の総世帯数約5,400万世帯のうち、犬を飼う世帯は約1,800万世帯(15.6%)です。猫を飼う世帯
日本の総世帯数約5,400万世帯のうち、猫を飼う世帯は約1,100万世帯(10.0%)です。ペットを飼う世帯全体
犬や猫以外のペット(小鳥、小動物など)を含めると、日本の総世帯数約5,400万世帯のうち、ペットを飼育する世帯は約3,000万世帯(30.0%)と推計されています。
猫・犬アレルギーの人の割合は?
猫アレルギー
猫アレルギーを持つ人の割合は、欧米諸国で10-20%と報告されています。日本でも同程度の割合と考えられます。イヌアレルギー
イヌアレルギーを持つ人の割合は、欧米諸国で10-15%ほどと推定されています。日本でも同様の傾向にあると考えられます。複合アレルギー
猫とイヌの両方のアレルギーを持つ人もおり、その割合は全体の5-10%程度と報告されています。
-Stage - わが国における実験動物 アレルギーの発生状況 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/expanim1978/36/1/36_1_95/_pdf)
ペットはどう人間に役立っているか?
精神的な支え
ペットとの触れ合いは、飼い主の心を癒し、ストレス解消につながります。孤独感の解消にも役立ちます。健康面での効果
ペットの世話をすることで、適度な運動や散歩につながり、身体的な健康維持に寄与します。また、免疫力の向上効果も期待できます。社会性の向上
ペットを介して、飼い主が地域コミュニティとつながる機会が生まれます。ペットを通じた交流が、人間関係の構築を促進します。教育的効果
子供がペットの世話をすることで、責任感や思いやりの心を育むことができます。動物への理解も深まります。
ペットを避難所に入れたときのメリット
避難者の精神的ケアに寄与
ペットとの触れ合いが、避難生活の活性化やストレス解消や孤独感の解消につながる。避難者間の交流促進により会話が生まれ精神状態を穏やかにする多くの人を受け入れられる
ペットを飼育している人の割合は増えています
ペットを避難所に入れたときのデメリット
衛生管理の困難さ
ペットの排せつ物の感染症リスクがあるアレルギー反応への配慮
ペットアレルギーの人への配慮が必要で、避難所の環境を整備する必要がある他の避難者への影響
ペットの鳴き声や臭いが、他の避難者の迷惑になる可能性があるペットの世話の負担
ペットの世話が避難者の負担となり、他の支援活動に支障をきたす可能性がある。排せつ物の処理や清掃がある避難所の受け入れ体制の不足
ペットを受け入れる設備や体制が整っていない避難所も多い
ペットが入れないからという理由で避難所に行かない人もいる
ペット可能エリアの設置で対策
もし入れなくてもペットが入れないというのは前々から分かっていたので、ペットを捨てるような事態になってもそれは飼い主の責任
考察
避難所の目的においてペットの存在は必須ではない
避難所は人が避難する施設であり、人の娯楽(ペット)は後回し。
アレルギーを持っている人も受け入れる必要があるので、ペットを飼っている人が増えたからペットを受け入れるべきという意見は間違い。
受け入れ態勢を整えたうえで、ペットを受け入れられる余裕があれば受け入れるのが最善
結論
ペットは既存の状態の避難所には入れるべきではないが、入れる避難所は増やしていくべき。
ペット可能エリアと通常エリアに分けるような避難所を作る
この場合ペットより人間(通常エリア)を優先にする
つまり先に通常エリアを作って場所が空いていればペットエリアも作る。
ペットがいるから避難所に入れないという状況は絶対にないようにする
感想
大量のペットと人が同じ空間にいるとすると、むしろかなりストレスがたまりそうだなと思いました。避難所は人間優先なのでやはりペット専用スペースの設置がよさそー