難しいけど大事な「改憲」の話③9条と人権
日本国憲法の三大柱は多くの大人が知っていると思う。
①国民主権
②基本的人権の尊重
③平和主義
小学校6年生の社会で勉強することになっている。
これについて、分かりやすいYouTube動画を見つけたので、良かったら観てみてね。
日本はおよそ80年前に戦争に負けた。
8月15日は「終戦記念日」となっているけれど、正確には「敗戦した日」、いや「敗戦したことを国民に知らせた日」なんだ。
「敗戦」という言葉を使わないのは何故かは分からないけれど、「終戦」としたことで、なんとなく「負けた」ことがぼやかされている気がする。
なんとなく、「戦争が終わった」という感じがしてしまう。
でも、日本は負けたのだ。敗戦国になったのだ。
それで、それまでの「大日本帝国憲法」のために日本は戦争に参加した(始めた)と思われ、新しい憲法を作らなければならないとGHQが考えて作られたのが「日本国憲法」というわけだ。
この「日本国憲法」はアメリカが作って日本に押し付けたから良くない!
自分たちで作らなければならない!と言う人たちがいる。
自由民主党が2011年に提案したのが、「日本国憲法改正草案」。
これが2023年の今、政府で取り上げられて国会で審議されようとしている。
憲法が変えられるって、普通に考えてむちゃくちゃ大事なことではないだろうか?
それなのに、大多数の国民は知らないでいる。
というか、知らされないでいる。
(日本は言論規制がかかっていることは、このコロナ禍で分かってきたこと)
あまりに危険だ!!!!!!!!!
と思うから、こんな文章を書いたり、憲法勉強会というグループを作って勉強して動画を配信したりしている。
最初に、憲法の三大柱について書いたんだけど、
この「改憲草案」の問題が、
基本的人権が制限されることと、
平和主義ではなくなってしまうこと。
このことについて、動画を撮ったので、ぜひ時間を作って観てみてほしい。
一人一人が「人権」って何?と考えることが大事だと思っている。
飢えないこと、住むところがあること。
それは人が生きていくために最低限のこと。
でも、それだけじゃない。
平和主義については、
「自衛隊」が「国防軍」になり、自衛のための戦争ができるように変わる。
こんな大きな問題をはらんでいる「改憲草案」について、私たちは真剣に知ることが大事。
そのためには、今ある憲法について知ることも必要。
今、私は、こんな本を手元に置いて、繰り返し見ている。
この本(ブックレット)は実はもう6年くらい前に買ったもの。
でも、きちんと読みもせず、仕舞い込んでいた。
仲間たちと勉強会をするってことで、出してきて、ところどころを読んでいる。
悲しいかな、読んでもすぐに忘れてしまう。。。。
だから何度も何度も広げてみている。