何を、よりも、誰が。
イイ文章を綴る人は、格好いいなと思う。
ここで言う「イイ」っというのは、一つ一つの言葉の選択とか、句読点の打ち方とか、読みやすさとか、そういったものももちろん含むのだけれど、それ以上に、そこから「書き手の人間性」が読めるかどうか、ということ。
たとえば読んでいるうちに、
会ったこともない書き手に親近感を覚える文章であるとか、
きっとこんな表情で書いたんだろうなと想像できる文章とか、
たぶんこの人はこんな本が好きなんだろうなと想像させられる文章とか。
でもそれは、「簡単な文章」ではなくて。
難解で個性的な文章でも、イイ文章は存在する。
言葉にするのは難しいけれど、なんだか、イイ
そんな文章。
そしてそれは、写真にも言えることだと思う。
なんかイイ、写真。
結局のところ、
言葉は、何を言うか、じゃなくて、誰が言うか。
文章は、何を書くか、じゃなくて、誰が書くか。
写真は、何を撮るか、じゃなくて、誰が撮るか。
生き方だと、思う。
全ては、つながっているんだと、思う。