夢は、川上に投げておく
「夢を実現したかったら、川上に向かってアイデアをポーンと投げておく」
そうイメージすると、すごくわかりやすい。
こんなことしてみたいな、こんなふうになったらいいな、
あんなものが欲しいな。
そんな考えが浮かんだら、ノートに書き記す。一瞬だけ強く願う方法でもいい。
それが、川上に向かってポーンと投げておく作業。
その後は常にそのことについて考えている必要はないけど、自分が投げたことはなんとなく覚えているし、頭のすみに残っているはず。
それくらいの曖昧な感じでいい。
一度にたくさん投げるのもいいけど、自分の元に流れてきた時に一度に拾える数は限られているので、そこは考慮して。
一番欲しいものは、流れてきた時に真っ先に目につくだろうから、きっとそれに向かって一目散に走り、手に入れるはず。
流れてきた時にはすでに必要なくなっていて、そのまま見送るものもあるかもしれない。
投げた後に、イタズラ好きな動物が持っていってしまって、2度と流れてこないものもあるかもしれない。
どこかに引っかかって、長い間流れてこないものもあるだろうし、それはもしかしたら川の流れの変化やその他のきっかけで、随分後になって流れてくることもある。
夢を投げずにいたら、ただ川に座っていても自分の元には流れてこない。ランダムに何かしら流れてきて、それをたまたまキャッチしちゃうかも。そうすると、「こんなはずではなかった」って思い続ける人生になる。
そして、たとえ夢を投げていても、その後周りに注意を払わずにぼーっとしてたり、他のことに100%気を取られていたり、完全に諦めていたら、見逃してしまう。
まだかな?いつかな?って、常に血眼になって探し続けると、疲れてしまっていざという時に動けないし、待っているだけの無駄な時間を過ごしてしまう。これを「執着」という。
執着は手放して、
「投げておいたから、流れてきたらいいなぁ。」
そんなふうにゆるーく考えていたら、投げたもののかけらが流れてくることもある。「かけらなんてもっても仕方ない!」なーんて思わずに、それを根気よく拾い集め続けると、最終的に形になったりする。想像していたものと違う、もっと素晴らしいものが出来上がることだってある。
自分軸を持っている人は、川の中でもしっかりと立ち、行きたい場所に移動しつつ夢が流れてくるのを待てるけれど、他人の意見にばかり惑わされている人は、ただ川の流れに流されていく人生を送る。
夢は気がついた時に、ポーンと軽く川上に向かって投げておこう。
早速今日一つ、投げてみませんか?