寂しさが身に染みる話
こんにちは、アラサーOLきよこです。
似たような話を何度か書いているかもしれませんが、生きる上でのちょっとした寂しさについてお話しようと思います。
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私は友人と一緒にいるのも好きですが、もともと一人が好きで、一人の時間がないと駄目なタイプの人間です。
定期的にご飯に行く友人はいますし、今まで一人でも特別寂しいと思ったことはありませんでした。
しかし、アラサーという年齢になって、どうにもこうにも、一人というのは寂しさが身に染みるなぁと思うようになりました。
百人一首の時代から、一人寝は寂しいと相場が決まっているのです。
SNSで多少人と繋がれるようになったからといって、人間の本質的な孤独までは癒せないのかもしれません。
人間は、元来生き物としては弱い部類に入りますから、「寂しさ」を感じることで他人との関わりを持ち、群れを作るのかもしれません。
結婚や子育ての根源にあるものは愛情よりも実は寂しさなのかもしれないなんて、ふと思ったりもします。
理性を手に入れてしまった人間という生き物が、種を繁栄させていくために併せ持った難儀な本能、それが寂しさなのでしょうか。
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人生において、結婚しないという選択肢は当然のようにあります。
私も自分の性格はあまり結婚には向いていないと思いますし、結婚は一人では出来ませんから、その選択は常に心の中に持っています。
それでも、これからの人生を独りで生きていくことに私は耐えられるだろうか、と。思ってしまう夜もあるのです。
寂しさを理由に、なんて最近の考え方からすると顰蹙ものかもしれません。
でも人間ってそんなに上等な生き物なんでしょうか?
関係を構築する上では、自分の感情をぶつけるだけではなく、お互いに相手を尊重することが大切だと思います。
ですが、「寂しい」という感情がなかったら、そもそも他人と人生を共にするという発想すら生まれないのではないでしょうか。
そんな毒にも薬にもならないことをつらつらと考えながら、私はアラサーの貴重な時間を一体何に割くべきなのか、転職なのか婚活なのかスキルアップなのか、うまく方向を定められずに迷える子羊となっております。
そんな不安定な状態でも、なんとか明日も腐らず清く生きていきたい。そう思います。