これからの「宣伝」は非人間が主流になる この流れが来る
1 半世紀前に人間を使わないでヒットした「ミツワ石鹸」のCM
♪ワワワ 輪が三つ ワワワ 輪が三つ♪
このコマーシャルソングに乗せて お人形さんが三人で踊り 最後にミツワ石鹸の社章と文字が出る
バトンガールが代表的で 他にもフィギュアスケートもあった ミツワ石鹸は合成洗濯洗剤「プラス」も発売
プラスもお人形さん使った宣伝で お人形さんと商品とで手堅く決める
口絵にも使った「プラス」の画像も お人形さんは同じ作者 コマ撮り撮影でお人形さんを動かし当時としては画期的なコマーシャルであろう
コマ撮り撮影はかの有名な「ジョージ・ルーカス」氏も 初期の作品はコマ撮り撮影で作っている
「ミツワ石鹸」は廃業して会社は現存しないが YouTubeなどで商品のCM動画は見る事ができる
現在「ミツワ石鹸」の系譜を継いでいるのは 薬用石鹸「ミューズ」である 最初はミツワ石鹸が製造していた
2 タレントの政治的 環境保護 国際状勢 それに伴う発言でファンが引き 売り上げが落ちるケースが多くなった
タレントを使ったCMは昔っから多いが 近年タレント・芸能人などが「政治的発言」「環境保護」「社会的活動」の発言が多くなった
外国人ハーフなどが多いファッションモデルも 政治的・国際状勢などに巻き込まれ 宣伝してる商品の売り上げを左右する事態になった
一枚目の音楽家の「坂本龍一」は反原発活動に協力して 宣伝してる電気自動車「日産リーフ」の売り上げがイマイチパッとしない ライバルのトヨタアクア 三菱自動車アイムーブに負けている
本人はよかれとやってる「反原発活動」が宣伝してる商品の足を引いてる
二枚目の環境保護発言で物議を出してる「トラウデン直美」も 慶應大出身で高飛車な事もあってかネットではかなりの炎上した
普段から「高飛車」な態度が気に入らない上に 自分は「意識高い系」「環境問題考えてます」の押し付け発言が炎上を招いた
三枚目の「水原希子」はかなり問題発言が多く 同時に「日韓関係」悪化が彼女の足更に引いた
そのためか広告していたランジェリーメーカーの売り上げがかなり落ちたようだ 彼女は数ヶ月で契約打ち切りになった
3 原宿・嵐山に大量にあったタレントショップも残骸すら無い
原宿の竹下通りや京都の嵐山など 雨後の竹の子のようにあったタレントショップ
「猫も杓子も」とタレントショップに飛びつき 上記の原宿「竹下通り」や京都の嵐山などはタレントショップだらけになっていた
だれだれプロデュースとかで 大概のタレントショップが竹下通りや嵐山 山梨県の清里高原にまで進出した
「奢れる平家は久からず」バブル崩壊も手伝い 数多くあったタレントショップは消え去って 清里高原は廃墟のまま放置 廃墟マニアだけが喜ぶ結果になった
竹下通りも大量にあったタレントショップの残骸すらなく 新陳代謝の激しい街に飲み込まれた
原宿も「ファッション」関係の拠点はもちろん 名刺管理システムの「San San」始めとするIT企業も進出し始め ファッションとITの街になりつつある
4 お人形さんの逆襲
これらの問題から「広告」の非人間化が進み ポスターなどの固定化された広告にお人形さんが登場し始めた
まずは着せ替え人形の代表格「リカちゃん」である 佐賀みかんのポスターで一部のスーパーに貼られている
近畿大学のポスターには「ブライス人形」が使われ 大きな目が世界を見つめる眼差しにみえる 学校は「中立性」が大事だからお人形さんはうってつけの被写体になる それにブライスは若い女性に人気が高いので大学の「生徒募集」には格好のモデルになる
最近の若い女性は髪を染める子が多く 美容院のカラーリングの補助で染毛剤を使う機会が多く 人気の「ブライス人形」をパッケージに起用してる
5 ヴァーチャルアイドルの台頭
初音ミクのデビューは衝撃を与え ヴァーチャルアイドルの草分け的存在で現在でも大人気 六本木ヒルズの「初音ミク展」は上皇后陛下(当時は皇后陛下)までご覧になられた
テレビの歌番組「ミュージック ステーション」に出演 千本桜を歌った
これらのヴァーチャルアイドルは子供達も虜にして バンダイナムコの「アイカツ!」が大ヒット タカラトミーも「プリパラ」を出してコレもヒットした
ポジティブで楽しい歌は大人も魅了して アイカツ!おじさん プリパラおじさんのゲームプレーヤーも出現 ヴァーチャルアイドルが大人から子供まで魅了した
アイドルもヴァーチャルが台頭し始め 今までのアイドルは二次元相手に戦う羽目になった
ヴァーチャルアイドルはVチューバーとしてYouTubeを席巻 筆頭のキズナアイが大人気を博し ヴァーチャルアイドルはネットの話題をさらった
6 まとめ
芸能人などの政治的発言・環境問題の意識高い計発言・国際状勢問題で その芸能人が自ら炎上すれば会社の信用問題に関わる
ワコールはイラストやアバターなどを使った広告やサービスを始めている
サンリオも系列会社「ココロ」が展開してるロボット「アクトロイド」や ヴァーチャルフェスティバルを行ったピューロランド
サンリオはキャラクタービジネスを展開してるので「非人間」は得意である
映像技術は更に進化して「ヴァーチャルヒューマン」を生み出し 化粧品メーカーの「マックスファクター」 スポーツ用品メーカーの「プーマ」 高級乗用車の「ジャガー」も広告に採用してる
企業は来るべき「メタバース」社会に備えて 非人間広告ビジネスにシフトを変えつつある
そのメタバースも2000年代初頭の「セカンドライフ」 任天堂ゲームシリーズの「どうぶつの森」などが道筋を付けている
広告ビジネスは「イラスト」「ヴァーチャル」「アニメーション」「お人形さん」などの非人間が当たり前になってくる
終わり