「〇〇な態度をとる」のユニークな英語表現を調べてみました。

「〇〇な態度をとる」は “take a (an) 〇〇 attitude” で表せます。例えば、

He always takes a positive ( negative ) attitude. ( いつも積極的 (消極的な) な態度をとる )

〇〇 attitude の〇〇にはいろんな形容詞を入れることができますが、ちょっと変わった表現を今回は紹介したいと思います。

まず、次のような表現です。

① I took a so-what attitude.

so-what というのは、”So what?” ( だから何なの?)と開き直ったりする時に使われる英語が形容詞的に使われています。

そこから「彼は『だから何なん!』という態度をとった。」という意味になるのです。もっと意訳して、「彼は開き直った」でもいいかも知れません。

これとよく似た表現が、

② I took a who cares attitude.

です。Who cares? は「誰が気にするの?」⇨「誰も気にしないよ」⇨「(そんなこと)どうでもいいよ!」という意味になります。そこから?I took a who cares attitude. は、「どうでもええわ!」という「やけくその態度をとった」という意味になります。

③ He took a whatever attitude.

次の whatever の意味を考えて下さい。

A: What will you eat for lunch? (昼ごはん何にする?)
B: Whatever.

この Whatever は「別になんでもええわ」という無関心さを表す時に使われます。ですから、He took a whatever attitude.は「何でもいいよ、という態度をとった」で、状況によっては、「投げやりな態度をとった」になります。

* 「別になんでもいい」の “Whatever.” は個人的に好きですね。ちょっと自主性のなさを感じてしまいますが、めんどくさい時や、相手に負担をかけたくない時にも使えるからです。(でも言い方に注意する必要はあります)

④ He took a salty attitude.

「塩辛い態度?」は意味がわかりませんが、初めてこの表現に出会った時、「これはもしかして『塩対応』という意味なのかとワクワク感が出てきました。しかしそうではなく、「イライラした態度をとった」という意味でした。

塩対応」とは愛想のない、そっけない対応のことなので、unfriendly attitude ぐらいがちょうどいいと思います。

⑤He always takes a sunshine and rainbows attitude.  

「日光と虹の態度」??これは salty よりもっと不可解です。

この意味を Q&A サイトの HiNative で尋ねたところ10分もしないうちに返事が2件返ってきました。両方ともアメリカの方です。

・It means that he is an optimist, that he only sees the good in the situation. He acts as though there were no problems.

・That simply means he is optimistic, maybe too much so.

両者に共通しているのは optimist / optimistic (楽観主義者、楽観的な)です。ただ、「良い面しか見ていない(he only saw the good in the situation.)」、「過度に楽観的な( too much so )」とあるように、とても呑気な態度をいつもとるという意味であることがわかります。

こんな表現は見たことがありませんでしたが、とてもユニークな表現でいつか使ってみてネイティブの反応見てみたいですね。

もし他にも「〇〇な態度をとる」で面白い表現あればぜひ教えて下さい。

I hope you like my article.  See you soon.

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