『アナ雪』の中で、お店に関連して使われた表現を中心に取り上げて深掘りしてみました。
アナが雪の中を歩いてエルサを探している時、小さな店を見つけ立ち寄ったシーンです。( Oaken: ショップオーナー )
今回はお店に関わる英語表現を中心に見ていきたいと思います。
① blowout「ビッグセール」
blowout は「爆発」「破裂」「大勝利」といった意味がありますが、そこからかなり“大規模な”というイメージにつながります。ですから、安売りは安売りでも在庫一掃処分といった大規模な安売りーすなわち、「ビッグセール」という意味になります。
セリフの big summer blowout は「夏のビッグセール」で、big summer sale でもいいのですが、「大々的な」イベントを打ち出したい時には blowout の方がいいと思います。
sale は頻繁に使うと思いますが、blowout も頭に入れておくと語彙の幅が広がります。
② half off「半額の」
これは 50% off と同義語ですが、なぜ half off を取り上げたかというと、half off の方がインフォーマルで会話でよく使われるからです。
でも日本では 50% off の方がずっと馴染みがあって使う頻度も高いのではないでしょうか。というより 50% off 一択かもしれません。例えば、
All shoes are half off today.
( 今日は全ての靴が半額です )
= All shoes are sold at half price.
とも言い換えられます。
③ winter department「冬物コーナー」
winter corner の方が我々の耳にはしっくりくるのではないでしょうか?実際、字幕も「冬物コーナー」になっています。
これらの二つは同義語ですが、違いは、
winter department ー 冬物が店舗内の広範囲にわたって売られている。
winter corner ー 冬物が店舗内の狭い区画で売られている。
です。
ですから映画の中で、店主が winter department と指し示したところがとても小さなエリアだったので、それを見たアナがちょっと困惑した表情をしたのだと思います。元々小さな店なので department を使うこと自体が滑稽ですが。
④ I was just wondering,「ちょっと聞きたいことがあるのですが...」
この表現は遠慮がちに軽い質問を投げかける場合によく用いられますが、会話の潤滑油として重宝します。
「これから言うことは軽く受け止めて下さいね」
と相手への思いやりの英語でもあります。
上のセリフでも、姉のエルサという店主が初耳の話題を急に出そうとしたアナが、店主を驚かせないようにと I was just wondering... と言い始めたのです。
この表現はよく耳にもしますし、すぐに口から出るようにしておくと会話の潤滑油になると思います。
I was just wondering if ... と「...かどうか」の if をつけることも多いですが、アナが言ったように、
I was just windering ... 疑問文...?
の形で普通に使うこともできます。
(例) I was just windering ... what did you eat for supper last night? ( ちょっと聞きたいんですが... 昨晩の夕食は何食べました?)
That’s all for today. Thanks.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?