【第74回】ディズニー映画「ベイマックス」の色々なシーンから使える英語表現をいくつか掘り下げてみました。
キャスおばさんは、ヒロとタダシの育ての親で、2人の行動にキレた彼女が言った言葉です。
stress eating 「やけ食い」
「ストレス食い」が直訳ですが、あまり言いません。日本語の口語では「やけ食い」がピッタリです。“やけ”になって食べる「やけ食い」= stress eating は“なるほど!”ですね。
「すごくイライラしていたので、やけ食いしちゃった」は、
"I was really frustrated, so I ended up stress eating."
です。
でも”Stress eating can lead to unhealthy habits.”「やけ食いは不健全な習慣をもたらす」なので注意が必要です…
でもやめられない時は、”I try to avoid stress eating by exercising instead.”「運動をすることによってやけ食いをやめるようにする」がいいですね。
「やけ食い」がしたくなったらぜひ上の例文を口に出していってみて下さい。
stress eat の代わりに emotional eat も使えます。“感情ぐい”(?)”です。これはストレスを感じた時だけでなく、嬉しい時などどんな感情が起こった時にも使える言葉です。
自らの強い感情と合わせて言った英語というのは忘れにくいです。ですから「やけ食い」に限らずいろんな感情を含む表現を日頃から口に出して言ってみることも大切だと思います。
better は had better のインフォーマルな言い方で、make this up to … は “make it up to … “ の方が一般的ですが、this も使われます。
make it up to … は「…に償いをする(埋め合わせをする)」という意味でよく使われる表現です。
大切な約束をすっぽかした時には、
“Let me make it up to you by taking you out for dinner this weekend.”「週末にご飯おごるから、それで埋め合わせさせて」
などと言えます。
それでも相手が納得しなければ、”How can I make it up to you?”「どうしたら許してくれるの?」ですね。
意味はそれでいいのですが、警察の世話になってしまったヒロは、育ての親であるキャスおばさんに、今後どんな償いが考えられるでしょうか。
ここには書かれていないのですが、こんな時にも ChatGPT などの対話型AI が役に立ちます。
“gesture” は、ここでは思いやりを示す小さな行動や親切な行為を指し、ギフトを贈ったり、メッセージを書いたりすることも含まれます。
ChatGPT が教えてくれた“償いの方法”を箇条書きすると
・ちゃんと謝る (sincerely apologizing)
・キャスの手伝いをする (offering help)
・気の利いたものやメッセージを贈る (giving her a thoughtful gesture)
・間違いを正す (fixing whatever mistake he made. )
これらの“償い”はあくまでも一般論で、ヒロがやったかどうかはわかりませんが、こういったことも英語学習に使えると思います。
対話型AI 本当に使えます!
Prepare to be amazed.
直訳は「びっくりする準備をしてね」で、これからびっくりするもの見せるから楽しみにしてね、と手品などびっくりするパフォーマンスを見せる前にいう言葉です。
You’ll be amazed to see this. でもいいですが、Prepare to be amazed. の方が簡潔でインパクトがあります。
This is an amazing magic trick. Prepare to be amazed.「これってすごいマジックだよ。びっくりするからね」
こう言った英語らしい表現を使っていきたいですね。