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【Slay the Spire】グランドフィナーレのすすめ

こんにちは。

日夜、サイレントA20Hを走り続けて、スライムボスの粘液に圧殺される日々を過ごしている皆さん、ますますご活躍のことと思われます。

本日はサイレント界のじゃじゃ馬カードランキング堂々一位の【グランドフィナーレ】というカードについて解説しようと思います。

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ある意味、当たり前のことばかりを書いていきますが、本カードをNot Cardと評しており、見た瞬間pick対象から外している方がいた場合、もったいないと思い投稿しました。

なお、基本的にA20H(アセンション20心臓ラン)を前提に話を進めますが、低アセンションでも概ね同様なことが言えると思うため、初心者の方でも安心してご覧いただけます。

グランドフィナーレをPickするメリット

まず前提として、このカードは以下の理由によりスケールになり辛いです。

* 単発ダメージのため筋力が乗り辛い

* 50(60)ダメージは後半では火力不足。【悪夢】や【幻影の暗殺者】と合わせればマシだが、手間と発動条件の割にはやはり火力不足。

そもそもサイレントというクラスは『毒効果を持つカード』『一枚で複数プレイ出来るカード』以外スケールし辛い実情があるので、仕方ないといえば仕方ないです。

ですので、このカードはデッキの軸になるようなカードでは決してないのですが、一つこのカードをpickする大きなメリットがあります。

それはスライムボスに強いということです。

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↑↑さりげなく小さな帽子被ってるのかわいくない?↑↑

皆様ご存じの通り、スライムボスはAct1ボスの中で最もサイレントと相性が悪いと言えます。

こいつを倒せるデッキをビルドできなかった、もしくはこいつを対策するためにデッキが歪みシティでマジレスされるというのはサイレント負け筋黄金パターンであると言えます。

その点、このカードは

このカード一枚でスライムボスを倒せる(ビルドをそれほど歪めない)

というメリットがあります。

少しチェリーピッキング的な物言いになってしまいましたが、当然、だからと言ってこのカードがMust Pickだ。という結論には至りません。

上記のメリットには枕詞が伴います。つまり、『発動条件を満たせれば』ということです。

用意周到

【グランドフィナーレ】の発動条件は以下の通りです。

山札にカードがない時だけプレイ可能

これを満たすために、必須級のあるカードがあります。それは【用意周到】です。

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いくら後述のデッキ枚数調整を行ったところでデッキが0枚のとき、【グランドフィナーレ】が手札になければ意味がありません。

ですので引き込んだ【グランドフィナーレ】を手札に残し続けるためにも保留のカードが必要になってきます。

このカードがデッキにあるかないかで安定感が違うので、是非とも【グランドフィナーレ】のpick前にpickしておきたいところです。

幸い【用意周到】は単体でとても強いカードであるため、【グランドフィナーレ】のための先ヅモになることはありません。

(当然、【ルーニックピラミッド】でもいいのですが、基本的にスライムボスを突破することに話の焦点を合わせたいため、あえて割愛しています。一応ネオーボーナスで事前に拾うことはあります)

デッキ枚数調整

また、1巡目で【グランドフィナーレ】の発動条件を満たすために総デッキ枚数の調整も必要になっています。

総デッキ枚数 = ( 5 * N ) + ドロー効果カードのドロー総枚数 + 2

上記が理想の総デッキ枚数となります。

( 5 * N )は毎ターンのドロー枚数5の倍数を表しています。

また、式末尾の + 2 は【蛇の指輪】の2ドローを表しています。ですのでネオーボーナスでスターターレリックが変わった場合はここの項を適宜変えて下さい。

最後にドロー効果カードのドロー総枚数ですが、これは(言葉通りですが)デッキ内のドローとつくカードのドロー枚数の合算値になります。

例えば、【バックフリップ】と【アクロバット(UG済)】が一枚づつ入ってるデッキの場合、【バックフリップ】のドロー枚数2と【アクロバット(UG済)】のドロー枚数4を足し合わせた6が上記の値となります。

その場合、....18、23、28....が理想の総デッキ枚数ですね。

また、重要なのがドロー効果カードのドロー総枚数はそのカードを使わないことで更に調整を利かすことができます。

例えば、上記の例で言えば、2種類のカードを使う/使わないのパターンがあるので

どちらも使わない …… 12、17、22

【バックフリップ】のみを使う …… 14、19、24

【アクロバット(UG済)】のみを使う …… 16、21、26

どちらも使う …… 18、23、28

の4パターンあるので、最終的に、....12、14、16、17、18、19、21、22、23、24、26、28....が理想の総デッキ枚数となります。

また、以上から結論が出せる通り、デッキのドロー出来るカードの枚数はそのまま【グランドフィナーレ】の発動のしやすさにつながると言えます。(自明と言えば自明ですが。。。)

(小話になりますが、必ず5枚ドローするカードが存在した場合、そのカードに調整能力はないということになります。)

ただし、【グランドフィナーレ】の総デッキ枚数調整のために、要pickのカードをpickしないというのは基本的には避けましょう。前述したとおり、【グランドフィナーレ】はデッキの軸となるようなカードではありません。

上記をやっていいのは次に戦う敵がセメトリーもしくはスライムボスのときぐらいだと思っています。

イカサマとかいうクソ強カード

などと理想の総デッキ枚数について長く語ってきましたが、デッキ枚数調整の問題は実はこれ一枚で解決します。

そう、【イカサマ】です。

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やることは簡単で、【イカサマ】を使用した後のデッキ枚数が5の倍数(+ドローで調整できるならその枚数)になるよう調整するだけです。

ただし、このカードは【グランドフィナーレ】を手札に持っていた場合、流してしまうため万能ではりません。

その問題を解決する【職人技】というカードがありますが。。。

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正直、このカードは【イカサマ】と違い、汎用性の高いカードであるとは言えません。何度も言うとおり【グランドフィナーレ】はデッキの軸になるようなカードではりませんので、このカードをpickするにはそれなりの理由が必要となります。【グランドフィナーレ】のためだけにpickするのはオススメできません。

以上を踏まえ、上記2枚のカードに比べ、より優れているレリックがあります。

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このレリックを持っている場合、【グランドフィナーレ】は雑pickしてもよいかもしれませんね。

イケメンレリックはやはりイケメンであった。

悲しいとき~~グランドフィナーレをpickしたとき~~

これまで【グランドフィナーレ】のステマをしてきましたが、当然ですが、このカード、手放しに強いカードだと言えるほどのカードではありません。

スライムボスに対しては確かに有用なカードであるとは思っていますが、それ以降、かなり扱いづらいカードとなっています。

一見、高火力AOEであるため、例えば『グレムリンリーダーやタスクマスターに強そうじゃないか』と思われるかもしれませんが、

グレムリンリーダーは開幕からお供を始末することを要求しますし、タスクマスターは開幕からアホみたいなダメージを出してくるため、当然フロントロードのカードが必要となってきます。

しかし、【グランドフィナーレ】はその性質上、1ターン目から発動することはかなり困難であるため、これらのエリートのメタカードには相応しくありません。

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↑↑神のカード↑↑

(デッキ圧縮を進めれば開幕に【グランドフィナーレ】を打つデッキを作ることも可能でしょうか、それをするためにデッキ単位のビルドが必要になり、そのままではAct2のボスに勝てない以上、安定はしないでしょう)

また、デッキ単位の調整が必要なのに、そのデッキの最大値があまり高くないところがこのカードの悲しいところです。

スライムボスのように、ある程度、本格的に動き出すまでに時間がある&AOEが有用である敵に対してピンポイントメタ的に運用するのがこのカードの一番うまい使い方かもしれません。

まとめ

Act1のボスがスライムボスで【用意周到】を持ってればpickする

【ギャンブルチップ】を持ってれば雑pickしてもいいかもしれない

最後に

サイレント有識者のマサカリお待ちしています。

追記 2020/07/23

世界で一番【グランドフィナーレ】というカードについて考えていたら、パンドラ神より啓示を受けました。

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なお、デッキにも【グランドフィナーレ】が1枚あり、都合3枚の【グランドフィナーレ】でラン続行です。

デッキ枚数を操作するカードも大量にあり、これは【グランドフィナーレ】軸のデッキと言ってよさそうです。

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上振れ(悪夢+グランドフィナーレ)の図。ただのオーバキルです。

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チャンプを【グランドフィナーレ】* 5で頑張ってワンパンする図

こんだけやってギリギリ(45*4+40=220)だったのは笑いました。

そして、その後、、、、

無事勝ちました

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とどめはやはり【グランドフィナーレ】

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勝因は悪夢+残像+剣の舞+シナジーレリック(クナイ + ヌンチャク + 扇子 + etc)でした。

はい、紛うことなきただのナイフビルドですね。

心臓戦で打った【グランドフィナーレ】はわずか2枚でした。

つまりこのカード、そういうことです。

現場からは以上です。


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