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6年間日本でイタリア語を勉強してわかったこと
仕事きっかけでイタリア語の勉強を始めて6年。ピザやパスタという単語を目にすることは多いけども、なかなか使う機会が少ない日本でイタリア語がある程度話せるようになったのでこれまで何をやったかを振り返り。
1. 学習の目的を明確に、そして楽しめるところから。
旅行で使いたいのか、仕事や勉強で必要なのか、それとも趣味として学びたいのか。私の場合は明らかに仕事で来日イタリア人と話すことだったので、とにかく話すイタリア語にフォーカス。文法はその後に。
とくに文法は日本語にない活用があまりに多く、挫折しがちなので使いそうなフレーズや単語を覚えたり聞いたりすること優先。そこからそのフレーズの文法を読みとくと楽しめるかも。
2. 基本から始める
発音:
イタリア語の発音は比較的簡単で、ローマ字読みが基本。アルファベットと発音ルールを学べばある程度は読めるように。例:Ciao(チャオ)、Grazie(グラツィエ)
基礎文法:
名詞の性(男性名詞・女性名詞)や複数形、動詞の変化(活用)を少しずつ学ぶと同じ単語でも活用違いであることがわかってくる。例:Essere(〜である)、Avere(〜を持っている)の基本形を覚える。
頻出単語:
日常会話でよく使う単語を覚える。例:Buongiorno(おはよう)、Arrivederci(さようなら)
3. リソースの活用
教科書・参考書:
初心者向けのイタリア語教材を1冊用意。ただし最初のページから全部勉強するぞ!と意気込むと挫折するので、知りたいことがあったとき用の字引程度に、、、例:「これならわかるイタリア語文法 入門から上級まで」(NHK出版)など。
アプリ:
スマートフォンアプリを使えば、スキマ時間に学習可能。わたしがよく聞いてるのはおすすめ:Duolingo(初心者向け)、YOUTUBE/Learn Italian with Lucurezia(文法&日常イタリア語)など
オンラインコース:
自宅で手軽に学べるコースを利用。日本語を勉強したイタリア人の先生が一番わかりやすく、そしてやっぱり楽しい。例:Italki(マンツーマンレッスン)
4. リスニング力を鍛える
YOUTUBE:
「Learn Italian with Lucrezia」や「Easy Italian」などのイタリア語学習向けチャンネルを流し聞き。最初はもちろんなにいってるか全然わからないけど、少しずつ単語が拾えるように。字幕を付けるとしっかり文章を拾いたい時にわかりやすい。映画やドラマ:
イタリア語字幕付きで視聴、聞き取りの練習。でも6年たっても映画とドラマはいまだに聞き取れないので、煮詰まっている時期にはお勧めしない。例:映画「La Vita è Bella(ライフ・イズ・ビューティフル)」、ドラマ「Gomorra」
5. アウトプットを増やす
オンラインレッスン:
ItalkiやPreplyで、イタリア語教師と会話練習を行う。文章を書く:
日記をイタリア語で書いてみる。簡単な文から始め、徐々に複雑な表現を使う。そもそも日記をつける習慣がなかったので「イタリア語で手帳をつけてみる」(ベル出版)に書いてある文章から自分の日常に起こったことを抜き出してかく。(歯を磨いた、とか日記に書くでもない内容を、、、)
6. 日常にイタリア語を取り入れる
目に映ったもののイタリア語を思い浮かべる、調べる。
しらない単語を徹底的に調べる。知っているものを復讐する。デジタル設定を変更:
スマホやをイタリア語設定に変更すると、自然と単語が身につく。ただし警告メッセージや大事なものが急いでいるときにイタリア語だとわからず慌てることはある、、、
7. イタリア文化を楽しむ
料理:
イタリア料理を作りながら、レシピをイタリア語で読んで学ぶ。ネットでリゾットの元やパスタソースが売ってるのでたまに買ってイタリアの味を楽しむ。歴史や美術:
日本からしょっちゅういくには遠いのでYOUTUBEでイタリアの生活をみては文化の違いを楽しむ。
8. 上達のためのコツ
間違いを恐れない:
とにかく単語をつなげて話す。自制や活用を間違っても相手がイタリア人であればニュアンスでくみ取ってくれる。定期的に復習する:
新しい内容を学びつつ、過去に覚えた内容を繰り返し復習。大体文法なんて忘れるし、そういえばこれどうだっけというときに思い出すための復習でOK試験を受ける:
モチベーションを保つために、イタリア語検定を受ける。2024年秋季は残念ながら中止だったけど2025年3月から再開!
イタリア語は最初に文法の壁で打ちのめされたけどど、その山場を抜ければどんどん楽しくなった。6年勉強してもまだまだ知らない単語はたくさん。イタリアに次行くときはもっともっとたくさんの人と会話を楽しめますように。