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写仏部作品No.6『金川寺 聖徳太子像』

このたび写仏部にプロのカメラマンが入部してくれました。
江口敬さんです。

写真には門外漢ながら、江口敬さんの作品はいつもいいなーと思って拝見しておりました。
美しい風景をより美しく撮るのは言うに及ばず、人が注視しない、取り残されたようなモノや空間を、あれ? なんかいつもと違う と世界を変えちゃう写真であるような気がします。

そんな憧れの写真家、江口敬さんが、写仏のための写真を撮ってきてくださいました。


金川寺の「木造聖徳太子立像」(鎌倉時代制作)
福島県重要文化財
病に伏した父用明天皇の快復を願い祈請する16歳の太子の姿だそうです。

江口敬さんの記事からスクショさせて頂きました。

わっ。
画面に現れた途端、のけぞりました。
写真が美しすぎるではないか。
やだあ、恐れ多くて描けない〜。

プロのカメラマンが写真を撮ってくれることになったと、手放しで喜んでおりましたが、そうか、またハードルが高くなるということなんだ。

でも描きたい。
描かずにいられない。

どうやって描こう。

聖徳太子の背後を照らすオレンジ色のぼやっとした明かりは、ガラスケースに写った灯明だそうです。
この明かりが、聖徳太子の頭部を透き通らせているように見えるのが、幻想的で、得も言われぬ趣。
この灯明を活かす方法はないかしら。


あやのん先輩がおっしゃっていましたが、描いているうちに導かれます。
月あかりだ。

月明かりといえば、

そうしてできた作品です。


江口敬さんとのコラボ、いかがでしょうか? 


画像処理で茶色にしてみました。
写真に近づいたかしら?

もはや写仏ではなく写写真?


Himashun部長、またお手間をおかけしますが、よろしくお願いします。

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