写仏部に仮入部しました
noteを始めて早2ヶ月。
実を言うと、当初はちょっと、いえかなり緊張していました。
と言うのも、noteが他のSNSと違う点は、投稿者の知的レベルが高い、と聞いていたからです。
1年半前に、市内の文化財ボランティアに加入し、地域の歴史や文化に目が向くようになりました。
調べたことを、学習ノートとして利用できるプラットホームはないかな、と考え、真っ先に浮かんだのはnoteでした。
なるべく人目に触れないようにひっそりやろう。
誰かに読んでもらうことは想定せずに、楽しく勉強ごっこを始めたのです。
そうしたら知的レベルの高い方々が、なぜかこちらのレベルに合わせて、スキしてくれたり、フォローしてくれたり。
恐々コメントすると、丁寧に誠実に、お返事をくれる。
noteの方々は、ひとりでお弁当を食べている人がいると、仲間に入れてあげようとしてくれる人たちなんだ。
そうしてお気に入りのnoterさんのところへ行ったり、その付近をうろうろしたりするうちに、憧れのHimashunさんの『写仏部』に仮入部することになったのです。
第1回目の作品は、Himashun部長にご了承頂き、部長の記事から写真を拝借しました。
東寺の「展覧会図録」の写真ですから、そうそう手に入りません。
部長、ありがとうございました。
『金剛宝菩薩坐像』です。
右手は、人々の願いを成就させることを示す与願(よがん)印を結んでいます。
左手には宝珠をのせていましたが、失われてしまったそうです。
6時間くらいかかりました。
PC画面上で、写真の上に紙を乗せて、大体の輪郭をなぞります。
トレーシングペーパーではなく普通紙のため、細部まではうつりません。
大体の輪郭ができたら、写真の上から紙を外し、写真を拡大しつつ見ながら描き込みました。
「写仏は誰にもできる」とNHK学園通信教育のページに書いてありましたが、その通り。
写仏も写経と一緒で、本来、墨で描くものなので、いずれは墨にもチャンレンジしたいと思いますが、筆で描くとか、なぞらないで描くとか、できる気がしません。