日原鍾乳洞
10月6日(日)
東京都の西のはずれ、奥多摩にある日原鍾乳洞は、関東地方最大級。
総長1270m、高低差134mで、東京都の天然記念物に指定されています。
江戸時代は山岳信仰のメッカで、多くの修験者が訪れていました。
奥多摩駅から日原鍾乳洞までの「日原街道」(都道204)は、標高差300mを登り、9キロにわたる山岳道です。
奥多摩駅
高速道路を運転するのが苦手なpopoは、くねくね道が大好き。
くねくね道はたいてい制限速度が30キロなので。
街道沿いにある家々は、修験者たちに食事や宿を提供していた名残でしょうか。
途中まではバスが通っていますが、途中から一本道になり、すれ違うときは片方が路肩に寄せて停まります。
何が怖いって、たまーに、人が歩いているんです。主に外国人。
奥多摩はこんな所。
到着しました。
入ります。
寒っ。
堂内の気温は、年間を通じて11℃、夏は涼しく、冬は温かい。
ご存知の方がほとんどだと思いますが、鍾乳洞は、地面に染み込んだ雨水が、地中の石灰岩を溶かしてできた洞窟です。
入るとすぐに、堂内案内図がありました。
仏教に由来している名前がいくつかありますが、仏教とこの洞窟とは関係ないようです。
「なんとなく彷彿とさせる」「そう見えなくもない」というような意味で命名されている、のでしょうか。
船底岩
ほんと、船底の形をしていますね。
天井知れず
ここは怖いですよー、上が見えないんです、ただ真っ暗。
弘法大師の学問所
ほんとに? そんなわけないと思うけど。由来を調べてみましたが、見当がつきませんでした。
その可能性もある、と思われる方は教えて下さい。
水琴窟
平成8年に設置されたそうです。
何の音と言ったらいいのか…。ブリキのおもちゃが夜通し踊って、疲れたーと足湯したあと、足から落ちる雫のような音でした。
三途の川
死出の山
メインスポットらしいです。
ライトアップされていて、
色が変わります。
賽の河原
賽の河原はちょっと納得できません。
親より先に逝って、親を悲しませた罪、ということですが、自分の意思で亡くなったわけでもないのに。
縁結び観音
カップルがふたり並んで、長い間手をあわせていたのが可愛かったです。
スカートの裾がびしょびしょ。
よかった、着物で来なくて。
背が低いことがラッキーだった、数少ない体験。
夫は頭をぶつけていました。
これ以上濡れないように、スカートの裾を持って歩く。
久米仙人も私の脛では落ちまい。
この階段は急ですよー。しかも段の面が、下向き斜面なんです。
あとから知ったのですが、上り専用でした。
禁止されていた逆行をしてしまった。
出てきたら、明るくて暖かかった。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
えーと、あのー、そのー。
ちょっとだけいいですか。
こちら、写真家・江口敬氏の作品です。
こんな鍾乳洞の記事なんかの最後に、江口さんの写真を掲載させて頂くのは大変失礼だと重々承知です。
本来ならこの1枚で1つの記事が書けるのですが。
なんかちょっとその、トップ画像に持ってくるのも恥ずかしくて。
これがpopoだと思われると詐欺じゃないですか。
私の普段の写真を載せた上で、この写真と比べて頂くと、江口マジックがどれほどのものか、皆様におわかり頂けるなーと思いまして。
江口さんにきれいな写真を撮って頂きたい、と思われる方は、こちらのプロフィールからご連絡してみてください(勝手に宣伝)
江口敬さんの個展にpopoがお邪魔したときの、江口さんの記事。
最後までお読み頂きありがとうございました(2回目)