『疲れてそうだから』って言ってみる。
ミクちゃんのアドバイス通り。
旦那に
「お父、疲れてそうだから、眼鏡屋は娘と明日行ってくるね。」
とLINEする。
返事はなし。
返事がないと言うことは反論がないと言うこと。さすがミクちゃん。
娘の眼鏡を早く新調したい私と、
急ぐ必要はない、スケジュールが空いた時に行けばいいという夫。
勝手(内緒)に眼鏡屋に行くと、
娘を忙しくさせるな!
娘のスケジュールを入れ過ぎるな!
休日でいいのに無理して平日行くな!
と彼なりの反論を言われる。
最近は、言い返す気も起きないので、黙って言いたいことを吐き出させている。
それでも、家庭の中で機嫌悪い人がいて、批判的な言葉を聞き続けるのは、正直疲れる。
出来るなら、娘のことについては、同じ方向を向いて、私の気持ちも理解して欲しい。
だが、上手くいかない。
“私のせい”が彼の口から、たくさん出てくる。
「知るかっ」と言い返したいが、言わない。
一人で悪態をついたことを反省してろ。と心の中で呟く。
娘の眼科は我が家からは遠く、半日がかりの受診になる。
私はペーパーなので、運転手は、夫一択。
だいたい眼科受診の日は喧嘩が起きる。私からすると、彼が一人で怒ってる感じ。
知るか!状態。
この一連の経緯をミクちゃんに相談すると、
「パパが疲れてるんじゃない?だけどそれを言える環境じゃないから、娘ちゃんに置き換えて“疲れる”って言ってる。汲み取ってあげたらいいんじゃない?」
確かに…
在宅介護の家族はみんな疲弊してる。
だから我が家では、家族同士「疲れてる」と口にしないようにしている。
特に旦那は、私が疲れてるのを分かってるので、自分が疲れてることを敢えて口にしないようにしてるんだと思う。
(介護という言葉は、小児には適さないが、一般的に分かりやすくするために使います。)
家族のように距離が近過ぎると、遠慮が無くなり、関係性がギクシャクする。他人だと思って優しくすると、逆に優しくされるらしい。
『私も疲れてるんだから!』
ではなく、
『疲れてそうだね、休む?』
と聞くと、
“いえいえ、あなたも疲れてるでしょ。どうぞ、あなたこそ休んで”
となるらしい。今度試してみる。
“疲れてそうだから”の効果があったのか、旦那に声をかける。
「新しいレンズは10日後に出来上がるから、電話くれるって」
「へー良かったじゃん」
全て私の作戦通り٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
夫婦円満。
娘の絵カード。
シャレオツな遮光レンズの眼鏡。