歌がスキ 7 魔の時間
自己満足的なモチベーションを維持するのは、結構難しい。
止める理由は特にないので、毎月メールの案内が来るとオンラインレッスンを申し込み続ける。が、当日に忘れてしまうことが増えてきてしまった。
ほぼー人のためにやってくれているというのに、だ。
自分の仕事のアポをスルーされたら、なんて酷くいいかげんな人なんだろうときっと思う。
言い訳になるが、夜の8時というのは魔の時間で、仕事から帰ってタ食を準備して、食べて。まだちょっと余裕がある。
そう思ってスマホやテレビを見てしまうと、知らないうちに時間が過ぎてしまっているのだった。
甘えもあったのかもしれない。
ついに、もうちょっと休みますか と言われたところで、また気持ちに火がついて、遠いと思っていたスタジオまで行くことを決めた。
そして、もうひとりのサバイバーさんに出会うことになる。