『ニキ』『跡を消す』で感想文を書いてみませんか? note公式お題企画「#読書の秋2020」に参加します!
note公式さんで、お題企画「#読書の秋2020」がはじまりました。
さまざまな出版社が選んだ課題図書を読んで、その感想文をnoteで書くと素敵な賞品が貰えちゃうかも? という企画です。
こちらにポプラ社一般書通信も参加いたします!
ポプラ社一般書通信の課題図書は、下記の二冊です。
どちらも読みごたえ抜群で、秋の夜長にじっくり読みたい作品。
内容紹介や担当編集からのメッセージなどを掲載しておりますので、よかったら本を選ぶ際のご参考にしてください。
課題図書➀ 夏木志朋『ニキ』
<内容紹介>
高校生・田井中広一は黙っていても、口を開いても、つねに人から馬鹿にされ、世界から浮き上がってしまう。そんな広一が「この人なら」と唯一、人間的な関心を寄せたのが美術教師の二木良平だった。
穏やかな人気教師で通っていたが、それは表の顔。彼が自分以上に危険な人間であると確信する広一は、二木に近づき、脅し、とんでもない取引をもちかける――。
嘘と誠実が崖っぷちで交錯し、追い詰めあうふたり。生徒と教師の悪戦苦闘をスリリングに描き、読後に爽やかな感動を呼ぶ青春小説。
2019年ポプラ社小説新人賞受賞作。
<担当編集からメッセージ>
原稿をはじめて読んだとき、とても驚きました。これが新人賞の応募原稿だなんて信じられなかったのです。圧倒的な面白さ、読後の余韻も非常に深かった。帯の文句に「破格の新人、デビュー」と書きましたが、偽らざる心境です。第9回ポプラ社小説新人賞を受賞した夏木志朋さんの小説『ニキ』は、高校生・田井中広一が主人公です。彼はつねに人から馬鹿にされ、世界から浮き上がってしまう存在。そんな広一が「この人なら」と唯一、人間的な関心を寄せたのが美術教師の二木良平でした。穏やかな人気教師で通っていましたが、それは表の顔。彼が自分以上に危険な人間であると確信する広一は、二木に近づき、脅し、とんでもない取引をもちかけます。悪口雑言を投げ合う激しいバトルが繰り広げられ、最後は衝撃のどんでん返し……。濃密できわどい描写もあるのに、読み終えると爽やかな風が吹いてくるような感動がありました。ストーリーの面白さの底に、とても誠実なものを感じたです。私にとって、これは人間の個性をめぐる物語です。この作品に描かれたふたつの「個性」は、ともすれば排除されがちな生得的な資質、社会との極度の緊張を強いられる個性です。そんな人間はどう生きればいい? その問いは私自身にもつながっています。この二人とはタイプは違っても、誰もが感じ方の癖や、独特の行動パタン、人には伝えにくい感覚をもっていますから。読後、私は作品のなかにあった言葉を思い出し、忘れたくない、と思いました。みなさまはどう読んでくださるでしょうか。ぜひ、感想をお聞かせください。
<参考リンク>
▼『ニキ』に詰まった色んな熱い思いはこちらで……。
※
課題図書② 前川ほまれ『跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング』
<内容紹介>
気ままなフリーター生活を送る浅井航は、ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。
そこは、孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。
死の痕跡がありありと残された現場に衝撃を受け、失敗つづきの浅井だが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで――。
生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!
<担当編集からメッセージ>
「特殊清掃」という仕事をご存じですか? 孤立死や自殺、殺人など、わけありの死に方をした人達の部屋を片付ける仕事のことです。
気ままなフリーター生活を送る本書の主人公・浅井航は、ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の特殊清掃専門会社「デッドモーニング」で働くことになります。死の痕跡がありありと残された凄絶な現場に衝撃を受け、失敗続きの浅井ですが、「部屋に残る生活の跡はひとりひとりが生きた証である」ことに気づき、少しずつ気持ちが変化していきます。
特殊清掃業者はこの数年で15倍に増えているといいます。本書は、今どきの若者の浅井が、シビアな現場を通して、「人間関係の希薄なこの社会において、それでも誰かと共に生きていくとはどういうことか」を考えていきます。非常に現代的で重いテーマをはらみつつも、著者の人間に対する温かなまなざしに溢れた爽やかなエンターテイメントです。ぜひご高覧ください!
※
また、noteの「こどもの本編集部」にても課題図書をご用意しております。
いろんな課題図書がありますので、いちばん読みたい! と感じた本をぜひ手に取っていただければ嬉しいです。
コンテストの詳細は下記になります。
みなさまの熱い感想文、ぜひ楽しみにしております!
■コンテストスケジュール
開催期間:2020年10月14日〜11月30日
結果発表:12月中旬予定
■参加方法
①noteアカウントで会員登録(ログイン)
②「#読書の秋2020」と「#(書籍タイトル)」のハッシュタグをつけて、期間中に記事を投稿(例:#読書の秋2020 #吾輩は猫である )
※応募の際は「無料公開」で公開してください。
※受賞者にはnote運営事務局からご連絡いたします。
※せっかくなので、ポプラ社一般書通信もフォローしてくださると嬉しいです。
■賞品
5名様:『あるかしら文庫手帳』
※メモ帳にも読書ノートにも。アイディア次第で自由に使える素敵な手帳です。
■結果発表
12月下旬(予定)に、noteの公式アカウント上で「#読書の秋2020」コンテスト全体の受賞作の結果発表を行います。
■受賞連絡方法
審査終了後、受賞者の方にはnote運営事務局からご連絡いたします。
■その他
ご執筆いただいた感想文を、販促物など二次利用として使用させていただく可能性がございます。その際は事前にご連絡させて頂きます。
※この募集はnoteの「#読書の秋2020」コンテストの一部として行っているものです。ほかの課題図書やコンテスト全体のおしらせは、以下のnoteからご覧いただけます。