『季刊アスタ』を紹介させてください!
こんにちは。文芸編集部の三枝と申します。
以前、『お探し物は図書室まで』刊行の際に、noteにお邪魔させていただき、それ以来の登場となります。
実は2023年 の夏から、季刊アスタという雑誌の編集長を務めておりまして、この度は、季刊アスタを紹介したく筆を執らせていただきました。
とその前に……
先日、季刊アスタ10号が完成しました!(パチパチパチ!)
今回で10号目となった「季刊アスタ」は、2021年秋から、季刊(春・夏・秋・冬の4回)で刊行している文芸誌です。
元々、書店に置いてある月刊のフリーPR誌だったのですが、2021年にリニューアルして、会員制の季刊誌となりました。
季刊アスタは「明日をもっと楽しく豊かにする」というコンセプトのもと、創刊された文芸誌です。小説やエッセイの連載だけではなく、毎号テーマを設けて、書き下ろし短編やお薦めの小説を紹介しています。
お薦めの小説紹介では、編集部員それぞれのお薦め本だけでなく、書店員さんや図書館の司書さんにもお薦め本を紹介いただいているため、バラエティに富んだ選書になっております。他社の本もたくさん紹介しておりますので、新たな本を見つける一助になればと思っております。
また、季刊誌にともない、カバーのイラスレーターさんを、4号ごと(ちょうど一年分)で変更しています。これまで、後藤美月さん、akira muraccoさんとご担当いただき、2022年10月号からはクリハラタカシさんにご担当いただいております。
1冊でもかわいいですが、同じイラストレーターさんの4冊分を合わせると、統一感があって、とっても素敵な表紙になっています!
クリハラタカシさんには、あと2号分、ご担当いただきます。
4号揃えて眺めることが、今からとても楽しみです。
気になった人は下記から購入可能ですので、是非ご覧ください!
「定期購読お申込みフォーム」となっておりますが、1号ごとの取り寄せも可能です。
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さて、リニューアルから2年とちょっと経ちましたが、この雑誌から、いくつかの本が誕生しましたので、こちらもぜひ紹介させてください!
小説連載では、似鳥鶏さんの『夏休みの空欄探し』と、町田そのこさんの『夜明けのはざま』が単行本になりました!
2月22日には、東川篤哉さんの『博士はオカルトを信じない』も刊行予定ですので、お楽しみに!
エッセイもいくつか連載しておりまして、最近文庫化されたのが、『わたしの名店』です。
一般文芸の作家の方に、お薦めの名店を紹介していただくエッセイ集となっておりまして、エッセイの面白さと、美味しそうな食べ物の描写に、心もお腹もかきたてられる一冊です。
昨年12月の発売後、好評をいただいておりまして、さっそく重版となりました!
この本を片手に、掲載されているお店を巡ってみてはいかがでしょうか?
現在は、12歳の読者を想定して、一般文芸の作家さんが、児童書ではなく一般書を紹介する『12歳の君へ』、もう一度行ってみたい旅行先について綴っていただく『旅』のエッセイを連載しております。
児童書を屋台骨にしているポプラ社ならではの題材や作品を、これからも刊行していければと思っております。
2月末の会社移転に伴い、在庫を少し整理することになったため、ご興味ある方は、ぜひお早目にご検討いただけましたら幸いです。
一冊ごとの購入も可能です(1号目は売り切れです)。
※「定期購読お申込みフォーム」となっておりますが、1号ごとの取り寄せも可能です。
「季刊アスタ」が、皆さんのよい本との出会いの一助になれば幸いです。
これからもポプラ社の一般書をどうぞよろしくお願い致します!!