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8月31日の夜だから
#8月31日の夜に
このハッシュタグに初めて想いを寄せてから5年。
あの頃わたしが出会った10代の子たちは
あの頃わたしの言葉に出会ってくれた人たちは
あの頃、この広いインターネットの世界ですれ違った人たちは
今どんなふうに過ごしているのだろう?
そんなことを、いま思う。
5年前には想像もしていなかった
別れがあり
混乱があり
出会いがあった。
5年前には想像もしていなかった
今を生きている自
2020年の、 #8月31日の夜に 。
なんだか特別だったらしいこの夏。
文章が書ける気配がぜんぜんない。
だから今年は省エネでまいります。
そんな年が、そんな日が。
あってもいいよね。
あっていいんだよ。
過去のわたしが書いた文章を
いくつかピックアップしてみます。
誰かの心へ届いたらうれしいです。
△▲△
あなたの悲しみは、あなただけのもの
(あなたの苦しさを、誰かのそれと比べたりしないで)
わたしはどうして生まれてき
「がんばる」のハードル
今日、猫さん(わたしが心の中に飼っている猫)と話したこと。
「今夜は好きなドラマがあるから1日がんばろう」と思った日に限って、「がんばる」が実践できなかったりする。そういう日は、ドラマが始まる前と寝る前に、少しだけ落ち込む。
でも、ほんとうは、「がんばって」ない日なんてないのだ。
ただ、自分で自分の、「がんばる」のハードルを上げてしまっていて、そのハードルを越えられなかったってだけで。
た
9月3日のまどさんへ
Eテレでの #8月31日の夜に の放送を見て、出演してくれた3人のかたの中で、まどさん というひとが、わたしの経験とかぶる部分があって、個人的にすごく気になったので、届くかわからないけれど、このスペースを使って、おてがみを書かせていただきます。
まどさんへ
初めまして。西垣ポプラといいます。
つらい気持ちを言葉にしてくれてありがとう。
まずはなによりも、言葉にするということが大切なので、それが
心の中に猫、始めました。
はじめまして。
心の中で猫を飼いはじめました、西垣ポプラです。
息苦しさを感じている10代の子に、
なんとかして手を差し伸べられないだろうかと
大人になって、ずっと考えていました。
なぜなら、わたしが苦しかったとき、
助けてくれた大人が、いっぱいいたから。
今度はわたしが誰かを助けたい、と思っていました。
だけど、どうしたらいいかはわからなくて
気づけばまた自分が、少し苦しくなっていて。
あなたの悲しみは、あなただけのもの。
幸せの定義は人それぞれなように
苦しみや、悲しみの定義だって、
人それぞれでいいはずだ。
*
いじめられてるわけじゃない。
虐待されてるわけでもない。
友だちはいる。先生とも上手くいってる。
勉強も、部活も、人間関係も
テレビやネットで見かける人に比べたら
わたしはきっと、恵まれている。
だから、余計に苦しくなる。
わたしは恵まれている。
お金にも、愛にも、そんなに困ってない。
わたしより
夢なんてなくてもいい
「将来の夢はなんですか?」
そんな質問に答えることが、子どもの頃、あまり得意ではなかった。
卒園アルバム、記念の文集、作文、卒業アルバム、総合の授業、進路希望調査……子どもはさまざまな場面で、「夢」を抱くこと、「夢」を語ることを求められる。
この子が何を求め、何を望んでいるのか。どんな想いを抱いているのか。それを知り、時に支えていくためにも、その質問は必要なものなのかもしれない。自分とは異なる
10代の私に心からの「アイラブユー」を
あのね。私はきみのことが大好きだよ。
生まれてきてくれてありがとう。
いっぱい悩んで、苦しんで、
それでも生き続けてくれて、ありがとう。
「真面目」「優しい」「しっかりしてる」
きみはそんな評価をされるたびに、
そんな風に思われていると感じるたびに、
息苦しさを感じているんだよね。
きみは自分の弱さも、ずるさも、
だらしなさもわかっているから、
「私は真面目なんかじゃない」
「優しくなんかな
笑顔の未来で会いましょう
失敗ってないんだなあって、最近よく思います。
受験に失敗した。焦って告白してフラれた。友だちと喧嘩してそのまま縁が切れてしまった。その瞬間その瞬間に、悲しいこと、失敗、と感じるようなことはもちろんある。でも、そこからさらに月日が経って、ふと立ち止まって振り向いたとき。あの瞬間は失敗だと思ったことも、もしかしたら、あ、あれでよかったんだ、って。思えるかもしれない。
そう思えるのはどんなときかとい
わたしはどうして生まれてきたの?
わたしはどうして生まれてきたの?
誰もがいちどは抱く疑問。
ねえ、どうしてわたしは生まれてきたの?
わたしも考えたことがある。
自分はどうして生まれたのだろう。
自分が生きている意味ってあるのだろうか。
何度も考えたけど、答えは見つからなかった。
でも、今はもう、そんなことを考えなくなった。
自分が生まれてきた理由。きっとみんな一度は考える。特に、中学生高校生の頃に、自