pacific ocean park #1: Moon In Juneについて
0. はじめに
こんにちは! pacific ocean park主催の管です。7月16日(日)新代田Feverにて開催のpacific ocean park #1まで残りひと月となりました! 出演者紹介第4弾、今週はMoon In Juneをご紹介いたします!
1. Moon In Juneとは?
Moon In Juneは2018年結成の5人組。東京を拠点に活動し、これまでに2枚のEPをリリースしていますが、実はこの2作のあいだにバンド・メンバーが大きく入れ替わっているため、音楽性や雰囲気がかなり異なるのが興味深いポイントです。とはいえ現行のUSドリーム・ポップ勢を思わせる耽美かつきらびやかなギター・サウンドと日本的な歌心の融合という点では一貫しています。
僕の推し曲はスーパーカーの匂いが漂う浮遊感と微熱感が印象的な「hikari」! でも不思議なことにスーパーカーってどの時期もぴったりこの音楽性だったことがないんですよね。概念としてのスーパーカーとでも言うべきか……。
2. Galileo Galileiをきっかけに知り合ったミホちゃん!
(失礼な言い方を承知で言えば)ここまでご紹介してきた3組は
・経歴が異色すぎて謎(aoihr)
・インターネットの情報が少なすぎて謎(くゆる)
・世界観が独特すぎて謎(MoritaSaki in the pool)
と「謎」というキーワードが共通項としてあり、そういう意味では今回のイベントは「謎」が裏テーマと言えなくもないのですが、その出演者陣にあって比較的謎が少ないのがMoon In June。2nd EP『Evergreen』での人を選ばない親しみやすいポップな楽曲の印象もあってか、わりと明瞭・明快なイメージがあります。
また、実は今回の出演者のなかで比較的古く知り合ったのがMoon In Juneのボーカルのミホちゃんだったりします。恐らく2016年頃にLiquidroomでGalileo Galileiを観た帰りに寄ったラーメン屋さんで声をかけられたのがファースト・コンタクト。それをきっかけにSNSでもゆるく繋がっていたのですが、その次に直接顔を合わせたのは2018年頃。友人のバンドが出ていたライブ(残念ながら予定があって観られなかった)の終演後の打ち上げに顔を出しに行ったらそこで再会し、「つい最近バンドを始めて今日のライブにも出ていた」と言われたのです。Galileo Galileiが持つ影響力の大きさはいまさら僕が言うまでもないと思いますが、彼らをインディ・ロックへの入り口とし、彼らに憧れてバンドを始めた方が世の中には大勢いらして、彼女も僕もその流れのなかにいてこうして道を交えているというのはすごいことだとつくづく思います。
先述の『Evergreen』はそんなGalileo Galileiの影響はもちろん、スピッツやHomecomingsなどギターを軸に普遍的なポップネスを追求するバンドたちとも通じるエッセンスが感じられてとても素敵な作品ですが、一方でメンバー・チェンジ前の1st EP『海鳴り』はもう少し洋楽志向でCaptured Tracks的な空気感があってこちらもかっこいいです。
3. ほかのメンバーとも意外なゆかりが!
ミホちゃんだけでなく、実はほかのメンバーとも地味に接点があったりします。
まずギターの郷古君とはお互いにシューゲイズやネオアコなど80〜90年代のUKインディが好きということでTwitterで繋がりました。彼はFor Tracy Hydeのライブにも来てくれていて、僕も彼が2017年頃にやっていたバンドの初ライブを観たことがあります。Moon In Juneに加入したのを知ったときは「そこがそうやって繋がるのか」という不思議な驚きがありました……。音楽の趣味が合えば地理条件や界隈などの垣根を超えてすぐに繋がれるのはSNS時代の利点のひとつですね。
また、ベースのキャイさんはごりごりのパンクスでMoon In Juneに加入するまでシューゲイズのことはさほどご存知なかったらしいのですが、加入をきっかけに日本のシューゲイズ・シーンと出会い、そのなかで衝撃を受けたのがシューゲイズ・アイドルのRAY(ご存知の方も多いと思いますが僕も楽曲提供をさせていただいています)。かなりどっぷり浸かっているらしく、ライブではいつもRAYのアルバム『Green』のジャケットがプリントされたTシャツを着て演奏されているほか、RAYの現場でもたびたびお会いします。下手しい僕なんかよりぜんぜんRAYに詳しいです。
そんなMoon In Juneですが、未発表曲を多数演奏している6月7日下北沢Basement Barでのライブの模様を先日フルで公開しました! キャイさんのRAYシャツもばっちり映っています。新曲群も瑞々しいメロディとサウンドの連続で制作中の新譜への期待が高まります! ぜひライブへ聴きにいらしてください。
pacific ocean park #1、詳細は下記の通りです。ぜひ遊びにいらしてください。
pacific ocean park #1
16th July (Sun) 2023
Shindaita Fever
Open 17:30/Start 18:00
Adv. ¥2500/Door ¥3000 (+1 drink)
U-18 ¥1000 (+1 drink, ID required)
MoritaSaki in the pool
Moon In June
くゆる
エイプリルブルー
aoihr
ご予約:各出演者またはpacificoceanpark2023@gmail.comまで