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五輪開催中のテレワークの実態について2万人規模の調査結果を発表|世界の最新テレワークニュース
テレワークに関する世界中の最新ニュースについて、その要点&考察をお届けする「世界の最新テレワークニュース」。今回は、株式会社パーソル総合研究所さんが出している「五輪開催中のテレワークの実態について2万人規模の調査結果を発表」です。
これは2万人規模という大きな調査で、今回が第5回目になります。全体的に参考になり非常に面白いので、是非上記のリンクからご覧頂ければと思いますが、今回はこの記事の中でも特に個人的に面白かった内容をピックアップして共有したいと思います。
今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひ御覧ください。
業種別・職種別でテレワーク実施率がどう推移してるのか
この調査では様々な事に関する調査結果が出ています。例えば「テレワークの実施率がどう推移してるのか」に関しての地域別の詳細が出ています。
東京はかなり高いテレワーク実施率なのに対して、地方、例えば鳥取県などは非常に低いと。この様にかなり地域性によって差があるということが見てとれます。
そして私が個人的に面白かったのは「業種別職種別のテレワーク実施率」に関しての調査結果です。
上の表では、情報通信業はテレワークの実施率が非常に高いですよね。それに対して運輸業であったりとか、医療、介護、福祉といった、いわゆる「エッセンシャルワーク」という業界は、リモートワークをする機会がほぼ無いので当然とも言えますが非常に低いですね。
さらにこの調査では、業種別だけではなくて職種別のテレワーク実施率も出してくれています。
職種別で実施率が高いのは、IT系の技術職、エンジニアといった職種ですね。あと企画職やデザイナー、コンサルなどの経営企画や広報といった職種などが高い割合なのに対して、ドライバーや先生、福祉系の方であったり、やはりこういう「エッセンシャルワーク」的な職種が当然ながらテレワークの実施率が非常に低いという結果になっています。
調査結果を受けて今後テレワークで活躍したい人達はどう取り組むべきか
この調査結果を受けて、これからテレワークで活躍して行きたい人としてはどうするべきでしょうか。
まず改めて考えなければいけないのは、「職種によってテレワークを続けようと思えば出来る職種と出来ない職種、できる業界とできない業界がある」ということです。
私のnoteやYouTubeチャンネルを見て下さっている方たちは、「テレワークを通して仕事を頑張っていきたい」という人が多いと思うのですが、そういった方々は、申し上げるまでもなく、まずはいわゆる「ホワイトカラー」と言われる仕事を選択し、その上で「知的労働」の仕事におけるスキルや能力であったり、考えといった「職能力」を身に付けていくことが重要だと言えます。
時代的にDXという波はこれからますます強く来るのは間違いないと思うので、こういう職種・業界に来る方というのは当然ますます人数が増えてくると思います。そうすると、その中でしっかり活躍するための価値を出していくのはハードルが上がっていくのは避けられません。高い意識を持って日々勉強するとか意識を高めて情報を収集する、自分でトライアンドランするといった取り組みをして職能力を身に付けていくことが、どんどん激化して人が増え競争環境が高まる中で重要だというのは、どなたにもご理解頂けると思います。
今回強調したいのは、もう1個別の要素についてです。こういう職種に就いている方、頑張ってる方においては、当然日々同じ部署とか同じ仕事をしている方の中でコミュニケーションが発生する訳ですが、これらの職種では、既に5割を超えるぐらいがテレワークが導入されています。
ということは何が言えるかというと、 テレワーク状況でもしっかりコミュニケーションが取れるようなスキル。これはまさに私のnoteやYouTubeチャンネルのテーマですが、「リモートコミュニケーションスキル」がしっかり無いと、職能力があっても、人間関係がなかなかうまくいかなくて、仕事が上手くいかないとか、会社を辞めなきゃいけないってことになってしまうリスクがあるということです。
度々紹介していますが、リモートコミュニケーションの要諦というのは、「ローコンテクストに切り替える」ことであり、「しっかり発信反応していく」ことであり、その「コミュニケーションの機会を積極的に作っていく」ことといったことです。
「職種スキル」があるかどうかという軸と、この「リモートコミュニケーションスキル」があるかどうかという軸。この2つが両方必要なのです。両方あればおそらく安泰です。しかし、職種スキルしかないと、もう一つの大切な要素のコミュニケーションがうまくいかないかもしれないという危険性がある訳です。
今後テレワーク環境で活躍したい方たちには、職能力(=職能スキル)を高めるのと同時に、ぜひ私のnote記事であったり、YouTubeチャンネルで「リモートコミュニケーションスキル」を習得して頂き、リモート環境でもコミュニケーションが円滑に取れるようになって、それぞれの仕事の場において大いに活躍して頂けることを願って止みません。
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