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【最新トレンド】2021年リモートワークの17のトレンド|世界の最新テレワークニュース

テレワークに関する日本であまり知られていない世界中の最新ニュースについて、その要点&考察をお届けする「世界の最新テレワークニュース」。今回は、Small Business TRENDSというサイトのリリースである「2021 Remote Work Trends」という記事を基に、「2021年リモートワークの17のトレンド」と題して、要点と今すぐできる対策などを解説します。(元記事は英文ですがとても興味深い内容になっています。ぜひこちらもご覧ください)

▼今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひご覧ください!


●「2021年リモートワークの17のトレンド」を紹介!

それではまずは記事で書かれている「2021年リモートワークの17のトレンド」を日本語訳しましたので、早速紹介したいと思います。

■2021年 リモートワークの17のトレンド
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・1. リモートワーカーがさらに増える
 →コロナ前16%が、2021年には34%に

・2. 米国はリモートワーカーを最も多く採用
 →リモート求人情報の70%

・3. サイバーセキュリティへの関心が増加
 →40%の企業が、自宅で仕事をする際のサイバーセキュリティのリスクに対する懸念

・4. 従業員は在宅勤務に満足している
 →83%の労働者が、通勤や出社の必要がない自宅での仕事のほうが幸せ

・5. 仕事の時間がよりフレキシブルに

・6. スキルアップ(Reskilling and Upskilling)がより重要に(★)
 →履歴書に加えるための新しいスキルセットの習得や、他の人よりも競争力を高めるために現在の職務を強化

・7. 人事制度の再構築
 →従業員の採用&定着のため、メンタルヘルス/ウェルビーイングをサポート

・8. 非同期コミュニケーションの改善(★)
 →様々なコミュニケーション手法が確立

・9. Zoomの拡大
 →Zoomは2021年の第1四半期だけで顧客数を87%増加

・10. バーチャル・コーヒーブレイク
 →仕事中に集まって休憩したり、おしゃべりをしたりするミーティング

・11. リモート社員向けの生産性向上ツールの増加
 →時間追跡アプリやコンピュータのアクティビティレベル

・12. 「どこでも仕事できる」が増える(デジタルノマド増加)

・13. リモートワーク移行企業が増加

・14. ホームオフィスが増加
 →自宅を仕事向けに改修・改善

・15. リモートワークはこれからも続く

・16. パフォーマンス・マネジメントの変化(★)
 →64%の組織が、パンデミックでマネージャーとの継続的な「チェックイン」の頻度増加

・17. コワーキングスペースが増加
 →会社員の20%が週に1回以上コワーキングスペースを利用。2019年と比較し、14%増加

●リモートワークの普及とともに顕著な傾向が見られる

次に17のトレンドを、1つずつざっと触れていきたいと思います。

・1. リモートワーカーがさらに増える
アメリカではリモートワーカーの比率が、コロナ前の16%から2021年には34%に増加しているそうです。記事では、リモートワーカーは今後ますますが増えるという見込みが書かれています。

・2. 米国はリモートワーカーを最も多く採用している
記事ではデータを示して、地域によって求職者の数とリモート率が違うと書かれています。アメリカは求職も多く、リモート率が高く、最も多くリモートワークを求人・採用していると紹介しています。 リモートワークであれば、国籍在籍地問わず採用のチャンスがあるので、今後リモートワークを加速して行きたいとか、活躍して行きたい方は、英語を習得するとより可能性が拓けることでしょう。

・3. サイバーセキュリティへの関心が増加
記事では、40%の企業が自宅で仕事をする際のサイバーセキュリティーのリスクに懸念があると紹介しています。ちょうど本日のとある日本のニュース記事でも「リモートワークをしている内、セキュリティ意識が低い人が非常に多い」というアンケート結果が書かれていました。

やはりセキュリティーは非常に重要です。1個2個でも事故を起こしてしまうと、「リモート全撤廃」といったことになるリスクも当然ありますので、セキュリティーに関しては、個人も企業としても充分な注意が必要です。

・4. 従業員は在宅勤務に満足している
記事では、「リモートワークを行う80%以上の人が満足している」というアンケート結果が紹介されていました。

・5. 仕事の時間がよりフレキシブルに
記事では、リモートワークの普及により、働きたい時間や働ける時間に働くという傾向が増えてきていると紹介されています。

・6. スキルアップ(Reskilling and Upskilling)がより重要に(★)
スキルアップに関して「リスキリング」と「アップスキリング」と2つ併記されていたのですが、両方スキルアップのことですね。リモートワークにおいても、こういったスキルアップがより重要になってきているということです。

今後ますます「履歴書に加えるための新しいスキル」や「他の人への競争力を上げていくための現在やっているスキルをもっと向上させる」「もっとコミットして仕事を増やしていく」という事が重要になると書かれていました。

・7. 人事制度の再構築
従業員を採用したり定着するために、メンタル面で、ウェルビーイング=もっと幸せに働こうといった考えでサポートするような人事制度が増えていくという予測が書かれています。

日本でもメンタル面をサポートする事業がますます増加してくることが予想されます。今後どんどんこういったサービスの企業間競争が増えるのではないでしょうか。

・8. 非同期コミュニケーションの改善(★)
非同期コミュニケーションとは、同期コミュニケーション(=時間を合わせる、リモート会議や電話などのコミュニケーション)と異なり、見る時間が異なっても可能なメールやチャット、動画送信などでのコミュニケーションのことです。様々な非同期でのコミュニケーション手法が増えて内容も充実してきている、今後ますます進化が予想されることが紹介されています。

・9. Zoomの拡大
記事によると、2021年の第1四半期だけでZoomのユーザー数が約2倍になっているそうです。やはり凄いスピードで増加していますね。

・10. バーチャル・コーヒーブレイク
いわゆる仕事のミーティングではない、ちょっとリモートで集まって休憩したりとか、おしゃべりをしたりするような、ちょっとした休憩タイムをオンラインで行う事が増えているそうです。

・11. リモート社員向けの生産性向上ツールの増加
これは、企業がワーカーの仕事時間を追跡したり、コンピューターどのように開いているかを確認するケースが増えているということです。こういうことが広がってくると監視社会みたいなことがより強化されてしまって、どこまでこれをやるのかやらないのかは会社によって差が出ると思います。

・12. 「どこでも仕事できる」が増える(デジタルノマド増加)
オフィスにとらわれずに、どこでも好きな場所で仕事をする「ノマドワーク」。リモートワークの普及により、デジタルノマドが増えていることが紹介されています。

・13. リモートワーク移行企業が増加
今後ますますリモートワークに移行していく企業が増えるという予測が紹介されています。

・14. ホームオフィスが増加
皆が自宅を仕事向けに改修したり、設備やツールを整えたりしていることがトレンドになっていることが紹介されています。これは自分の仕事環境投資と言えると思います。今後ますますリモートが進み、家がオフィスといったイメージはますます強くなってくる、それに伴ってそういうサービスやツールの事業が増えてくると予測されています。

・15. リモートワークはこれからも続く
社会情勢や増加数を見てもリモートワークはこれからも続くと予測されています。

・16. パフォーマンス・マネジメントの変化(★)
リモートが進み、マネージャーや管理職の人のマネジメントにも当然の様に変化が求められます。これまでよりも、もっと密にコミュニケーションを取る必要性があるということで、6割以上の組織でパンデミック以降、マネージャーとワーカーの1on1などの継続的なチェックイン(=コンタクト、コミュニケーション)の頻度が増加していることが書かれています。

・17. コワーキングスペースが増加
アメリカなどでは、会社員の20%が週に1回以上コワーキング使っているという調査結果が紹介されています。 2019年と比べると約15%増加しているそうです。

●これからのテレワークで活躍するための3つのポイント

以上17のトレンドをざっとお伝えしましたが、次に、これからテレワークで活躍するために特に重要になる3点をピックアップしてお伝えします。

●ポイント1:スキルアップ
まずポイントの1個目は「スキルアップ」です。 これは先日紹介した別のニュースでもピックアップされていましたが、やはりテレワーク時代に活躍しようと思うと、専門スキルがある人は色々な希望する働き方が許されます。そうではない場合は、自分の希望と反して出社を強要されたり働き方が縛られてしまうということになってしまいがちです。より自由な働き方をするためにも「スキルアップ」がより重要だと言えるでしょう。

今後この点を意識している人とそうでない人との差がどんどん出てくることが予想されますので、常にスキルを上げていくような意識や取り組みをしていくことが大切です。

●ポイント2:非同期コミュニケーション
今後リモート化が進み、対面や電話などのシンプルな同期コミュニケーションが主流だったところから、今後ますます多様なコミュニケーション手法が増えることが予想されます。こういった多様化に柔軟に対応することが求められます。

例えば、一言で「チャットツール」といっても、Slack、ChatWork、Teamsと会社によって使うツールが異なるケースもありますし、場合によっては同じ会社でもチームによって使うものが異なることもあります。

こういったものをきちんと使いこなして、非同期のコミュニケーション、つまりミーティングとか電話のように時間を同期するコミュニケーションだけではなくて、時間が違ってもちゃんと意思疎通ができてお互いに快適なコミュニケーションがとれるかどうかで、仕事のしやすさがすごい変わってくると思いまして、今後この非同期コミュニケーションのスキルを上げていくことがより重要だと思います。

●ポイント3:マネジメントの変化
ポイント3は、ワーカー向けというよりはマネージャー向けの内容になります。やはりリモートワークにおけるマネージメントは、これまでの対面でのマネージメントよりも難易度が上がっていると思います。

同じオフィスにいる訳ではないので、状況の確認も難しいですし、支援するのも横にいるわけではないので、かなり工夫をしないと上手くできません。 

そこで、そういうマネジメントスキルがある人は、テレワークの組織、リモート前提の会社において、価値が高くなるのは間違いありません。反対にこういうスキルがない人をマネージャーに置いてもチームのメンバーの生産性が上がらずチームの業績も上がらないので、そういう人は降格してしまったり仕事が無くなるという状況になっていくことが予想されます。

今後私のnote記事やYouTubeチャンネルでは、マネージャー向け講座としてリモートでのマネジメントのコツをどんどんお伝えさせて頂く予定です。ぜひ参考にして頂ければ幸いです。


▼動画はこちら。参考になりそうであれば、ぜひチャンネル登録お願いします!



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