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テレワークのストレスを軽減する5つの視点!!|世界の最新テレワークニュース

テレワークに関する世界中の最新ニュースについて、その要点や考察をお届けする「世界の最新テレワークニュース」。今回は、ニッセイ基礎研究所のリリースである「テレワークがもたらすメンタルヘルスケアの変化について」という記事の中にある「テレワークのメリット・デメリット」という資料を基に、「テレワークのストレスを軽減する5つの視点」というテーマで、要点と今すぐできる対策を解説します。

※今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひご覧ください!

●テレワークのメリット・デメリット

今回の資料では、「従業員視点でのテレワークのメリット・デメリット」ということで、「通勤時間」「人間関係」「ワークライフバランス」「健康管理」という4つの項目が挙げられています。

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テレワークでのストレスを軽減するというのは、ここに書かれている「デメリット」をいかに軽減するかということとイコールですよね。そこで、当記事ではここで記載される5つのデメリットに対して、それぞれ対策方法を述べていきたいと思います。

●デメリット1.「生活リズムが乱れる」ことへの対策

テレワークでは、やろうと思えばいつまでも仕事を続けてしまうこともでき、休憩時間や終了時間が明確になりにくいことから、メリハリがつきにくいという面があります。そしてそこから生活リズムの乱れにつながりやすいという傾向が見られます。

生活リズムが乱れてくると、例えば睡眠時間が減ってしまったり、外出しなくて朝日を浴びなくて、それによってさらに起床時間がずれてしまったりして、さまざまな健康不調につながるリスクがあるのではないかと思います。

これに対する対策は非常にシンプルでして、通勤がなかったとしても、やはりきちんと決まった時間に起床して朝日を浴び、決まった時間に昼食をとり、決まった時間に寝るといった「生活のリズムを自分で意識して作る」ということをするだけでも、このデメリットは簡単に目に見えて解消できるようになります。

今後テレワーク時代に活躍していこうと思えば、自律的にリズムを整えるということは、ベーススキルとして必須かと思いますので、「ちょっと今の自分は乱れてるな」といった、メンタル面や健康面でマイナスがありそうな場合は、自律的に日々の生活のリズムを整えることが大切だと思います。

メンタルヘルスのとある本に、悩んでいる方に対して「朝きちんと散歩をする」ということを提案し、それを実践しただけでも劇的に回復したという事例も書かれていました。

実際に、生活のリズムは一般的に考えられている以上にとても重要です。きちんと決まった時間に起きて、できればちょっと散歩に行くとか、朝日を浴びるということをするだけでも、毎日が全然違うものになることでしょう。

●デメリット2.「コミュニケーション不足による不安や孤立感」への対策

デメリット2への対策は、まさに私のnote記事やYouTubeチャンネルでひたすら説明している、「リモートコミュニケーションをいかに上手く行うか」ということになります。

例えば、テレワークでは、これまで互いにいちいち言葉に出さなくても察しあってきたという「ハイコンテクスト」前提だったところから、しっかり言葉にしないと伝わらないという「ローコンテクスト」な前提に変える。「自分から発信する」「人の発信に反応する」といった積極的な取り組みをしていく。さらに具体的取り組みとして、「相互1on1」「オンライン朝会」などで雑談の機会を作っていく、といった様々なリモートコミュニケーションの手法を駆使すると良いと思います。

「チーム全体のスキームを作っていく」のは、個人が為すべき事というより、体制側、マネージャー側の仕事だと思いますが、個人としても、できる範囲で私のnote記事やYouTubeチャンネルでお伝えしているノウハウを活用して頂くと、テレワークやリモートワークでのコミュニケーションが飛躍的に向上することを体験して頂けると思います。ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

●デメリット3.「勤務時間管理が難しいことから、長時間労働の傾向がある」ことへの対策

これもデメリット1への対策にあった「自律」と同様に、「各自が自分で『勤務する時間・働く時間』と『働かない時間』を、きちんと区分けしていく」ということが重要だと思います。

例えば簡単な解決策として「カレンダー」を活用するという方法があります。普通カレンダーにはミーティングの予定や人と会う予定やどこかに行く予定といったアポイントメント的な項目を入れると思いますが、私は「作業予定」もカレンダーに入力することをお勧めしています。

「作業時間」をカレンダーに記入して、「ここからこの時間はこの仕事をする」「 この時間までこの仕事をする」と書くと。そうすることで、それ以外は「仕事時間じゃない」という風に、自分の中でオンオフのメリハリのついた自己管理ができるようになります。これはとても簡単な手法ですが、採り入れることで目に見えて大きな効果を実感して頂けると思います。

●デメリット4.「自宅のテレワーク環境による業務効率の低下」への対策

ぜひできる範囲で「テレワーク環境に投資をする」することをお勧めします。勿論テレワーク環境の向上には、会社単位でしか出来ないこともあります。例えばサーバーの導入やオリジナルツールの開発などのシステム構築の話は企業側が準備すべきです。

しかし、自分で準備可能なこともたくさんあります。パソコンのスペックを向上させるとか、外部ディスプレイを用意するとか、ネットの通信環境を向上させるといったことは、比較的簡単に着手できることかと思います。

私の場合は、「スタンディングデスク」という机が合いそうだったったので自分で買って活用しています。ディスプレイも自分で追加の1台を買って「デュアルディスプレイ」にしてますし、通信環境も当然「光回線」で、無線接続ではなく「有線接続」にしています。こういった自分でできる範囲でできるテレワーク環境の整備は、毎日の業務を格段に向上させます。ぜひ行うことをお勧めします。

●デメリット5.「運動不足による自律神経の乱れ」への対策

「テレワークになると、ずっと家で座りっぱなしで運動しないので、体調や気分が悪くなってしまう」という声をよく聞きます。

これに対する対策はシンプルで、「なるべく運動をしましょう」ということになります。とは言え、いきなり激しい運動をするのは大変だと思うので、まずは「散歩」や「ウォーキング」がお勧めです。

皆さんも「歩く」ことの重要性は、色々な所で目にされていると思います。急にランニングやハードな運動をしても、逆に疲れてしまったり、呼吸が苦しくなってしまうかも知れません。

しかし、気持ち良い程度のウォーキングであれば、疲れることもなく、2〜30分ほど外に出て散歩をすることで充分に運動不足の解消になって、精神的にも健康的にも良いと言われているのは、皆さんもご存知だと思います。努めて外を歩く習慣をつけていくというのが、「運動不足による自律神経の乱れ」への対策として一番だと言えると思います。

私の場合は、「1on1」を散歩しながらやるようにしています。1日1回ぐらいは誰かと1on1をする機会がありますので、ちょっと散歩しながらAppleのAirPodsをつけて1on1しています。つまり仕事をしながら運動も担保していた訳です。職場によって許される許されないはあると思いますが、できる人はトライしてみても良いのではないでしょうか。

●リモートワークのメリットを享受するスキルを身に着けよう!

以上の様に、テレワークのデメリットを解消することができれば、テレワークのメリット部分だけを享受できます。

「生活リズムを自分で自律的に整えるスキル」「コミュニケーションのスキル」「時間管理のスキル」「テレワーク環境への投資」そして「運動の習慣」。こういったポイントを身につけて頂ければ、これからのテレワーク時代を格段に快適に過ごしやすくなります。ぜひ皆さんも身に付けて頂ければ幸いです!


▼動画はこちら。参考になりそうであれば、ぜひチャンネル登録お願いします!


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