突如、中学受験。①
我が家の末っ子兼長女(小6)の中学受験顛末記です。
と言っても、世間一般で認知されているところの「中学受験」とは違うものなので、S〇PIXとか四△大塚とかは一切登場しません笑
「中学受験」への過程。
以前、noteで長女の小学校で起きている学級崩壊と今の公立学校への考え・提案をつらつらと書きました。
(ご興味のある方はぜひご一読ください。↓)
「学級崩壊してるから中学受験かい!」
とツッコミが入りそうですが、当たらずとも遠からず。です。
ハイ…(´・ω・`)
今回我が家が中学受験を決めたのには、まぎれもなく
「公立の学校への限界感・不安感」というネガティブ要素から。
それからやっぱり、その学年まるごと同じ環境になる中学校へ長女を進ませることに抵抗がある、というのも否めない。
地域特有のいろんな意味での「狭さ」も一つ、大きな要因になってます。
2020年だからこそ見えたもの。
教育環境が整っている他の地域(あるいは国)との差に気付いていて、子どもの将来についてより現実的に長期的に考えている親がどれくらいの割合でいるのか。
特に今年はその点についてより明らかになった気が。
いずれにしてもこの周辺では「気にしていない」(もしかしたらあえて「気にしないようにしている」)もしくは「諦めている」「こんなもんだと受け容れている」保護者が多いような印象です。※あくまで個人的な感想です。
決して中学受験そのものを美化するつもりもないし、そりゃ出来たら地元の公立へ進んでもらいたいです。
だってお金かかるし。手続き大変だし。
受験してまで進んだ先で全てがバラ色かというとそうじゃないでしょうし。
でもやっぱり、公立学校での限界のようなものを見てしまうとせめて私が与え得る中でより良い環境で思い切り「学ぶ」ことに浸って欲しい。と思いました。元来公立否定派でもない私がそう痛切に感じるほど、長女の小学校後半の3年間は過酷と言ってもいいくらいの状況だったのです。
で、受験する学校を決めました。
中学受験の動機付けはネガティブだったけれど、学校選びは楽しみたいw
どうせ受験するなら「ここに行ったら長女は幸せなんじゃないかな~」と妄想爆発させて選ぶことにしました。
中高6年間みっちり「日本の大学受験」に合格するための勉強をする、所謂「受験予備校」はどうか。
親としてそこは求めてないので、いまいちピンと来ない。
本人も『ガリガリ勉強して有名大学行きたい!』っていう人ではないし。
いろいろ逡巡した結果、以前から気になっていたとある学校が唯一にして第一の候補となりました。
まぶしいくらい魅力的だけどうちの子たちが通うことはないな~なんてぼんやり思っていたのですが、今や入学願望は一気に現実的に。
軽井沢町にある、軽井沢風越学園。
明確なクラス分け・時間割を持たない学校。
学校の中に仕切りは最低限しかなく、ど真ん中にオープンスペースの図書館を持つ学校。
同一年齢によるクラス分けはなく、異年齢で構成される「ホーム」で活動する学校。
「毎日実験が繰り返されている教育現場」という印象で、それがすごく気に入りました。私は子育て自体が実験だと思っているのでそれにすごくピタッとはまった感じです。
まずは学校説明会…?的な?
8月「かざこしミーティング」というオンラインミーティングが開催され、それが他の学校でいう「学校説明会」という位置づけでした。
でも、そもそも風越学園は学内外での取り組みや日々の様子、スタッフの思考・意見等々情報発信量がものすごいので、学校説明はホームページ上で済んじゃう気がします。ホームページで日々更新される情報(ブログ、写真、動画等)で十分「あ 学園は今こういう感じなんだな」と把握できます。
そんなわけで、かざこしミーティング=学校説明会であってそうでない。
参加者10数~20組(親のみ、親子、参加形態はさまざま)で自己紹介や動画を見た後、5組ほどの小グループに分かれテーマに沿って意見交換しまとめてください、という流れでしたが、我がグループは自己紹介と各々風越学園についての思いなんかを話しているうちに時間は終わっちゃいましたw
グループごとにまとめを発表し、お互いうんうん、なんて頷き合いながら聞いてゆるーくミーティングは終了。これが数日間にわたって開催されていました。
そう。まったく「学校説明会」じゃない‼
反面、「これが学園での日常で、学園のやりかたです。」というこの上ない学校説明会であるとも言えます。
お互いが意見を出し合って、聞き合って、考えをシェアして、「現時点での方向はこれで。」と決める。
ふーむ、これを繰り返しているんだ。
参加者は学園での「日常」の一端を経験できたんだなというのが感想。でもこのミーティングを経た上で「なんかあやふやでどんな学校なのかわからない」とか「こんな曖昧なやり方で運営しているのはちょっと…」と思う方もいるんだろうな。とも感じました。
ちなみに、この時オンラインミーティングというものに初めて参加した長女はZoomの画面に興味津々。「これがウワサのZoomかぁ~」と画面に映る自分を見てやたら(・∀・)ニヤニヤしていましたとさ。
②につづく。