抱きしめて
君達の為に何ができようか
過ごした季節に終わりを告げようか
紡いだ軌跡に旅路を乗せようか
輝く日々に名前を付けようか
貴方の手に触れ指を感じ
昂ったまま夜を乗り越え
ささやかなゆるやぎに
滴をこぼした時もあった
弱いから強がり
憎いから抱きしめ
恋焦がれ追い求め
縋った貴方の後ろ姿
こぼれ落ちるほどに美しい
日々のほとりにふと目を寄せ
言葉を飾り 折り合いをつけた
記憶の彼方に潜む
懐かしいあのメロディ
口ずさんでスキップ重ねて
だからそばにいて
すぐそばにいて
抱きしめて
切ないほどに抱きしめて