同じ話を何度も新鮮に聴く
人間、同じ話は聞きたくないもの
しかし、大切なことや基本となるものは変わるものではない。
だから、同じ話を聞くことは大いにあり得る。
そんな時に、その話を
「もう一度聞いたから、聞かなくていい」とそっぽを向くのか
「改めて、もう一度聞いてみよう」と思うのか
いつでも新鮮に聴くことの大切さを学びます。
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ジュニア選手に指導するとき、よく言うことがあります。
「二度同じことを言われても新鮮に聞けるようになれ!」。
たとえばテニスプレーヤーとして世界に出るには、「早く構える」ことが大事です。
とても大切なことなので、何度も言い聞かせます。
このとき、「早く構えることは大事なことだ」と毎回、新鮮な気持で耳を傾けることができれば成長します。
テニスだけでなく、人が成長するために大切なことは、それほど多くありません。
親、上司、先輩、同僚などから何度も同じ事を言われる機会があるでしょう。
そのとき、
「そんなことわかっているから、何度も同じことを言うなよ」
と思ってしまったら、せっかくの成長できるチャンスを逃がすことになります。
新鮮に聞くためには素直さが最も大切です。
素直さがあれば、同じことを言われたときに「できていないんだ」と自分をしっかり振り返ることができると思います。
また、言葉は同じでも、聞いたときの状況は異なるはずです。
場所、天候、季節、何より自分が変わっています。
そこにいるのは、過去に同じ言葉を聞いたときの自分から確実に時間を積み重ねた自分のはずです。
『人生を変える 修造思考!』アスコム
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同じ話も時が経っていれば、聞く視点が変わり、入ってくる内容も違う。
以前、塾講師時代に教えていた生徒は、何度同じテーマを授業しても
初めて聞くかのように、ノートを取り、笑顔で頷いていた。
そして、少しでも新しい用語が出てくると一層嬉しそうにしていた。
今、考えれば、「素直」な子であった。
誰からも可愛がられる存在であった。
同じ話を、新鮮に聞くことができる「素直さ」が大切なのかもしれない。
「私、もうその話聞いたからいいや」というのは素直さに欠ける。
今日もまた、こころを素直に、何事も新鮮な気持ちで取り組んで、話を聞いていきたいと思います。
今日もnoteを読んでいただき、ありがとうございます。
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