読書脳 樺沢紫苑著 ②
続き☺️
この本の中に「料理の鉄人理論」というのがありました。
作る直前にお題が出されて、鉄人が制限時間内に何品も料理を作るというあの番組です。
急にお題を出されてもキッチンに食材が沢山あれば、その中から選んで組み合わせて料理ができますよね。
言い方を変えると、例え鉄人であっても材料が揃ってなければ、一から材料を思い浮かべメニューを考えて購入して…と、時間内には何品も仕上げることができないのです。
仕事でも同じです。
事前に材料や知識が豊富にあるのとないのでは、仕事の出来や評価が違ってくるのは明らかです。
何より知識があれば、焦らず落ち着いて対応ができます。自信もつきます。
私に当てはめると、仕事だけでなく、茶席での会話でも同じことが言えます。
季節の言葉、時代の背景や歴史について、焼き物の産地、名水の知識、歌舞伎が由来の銘については歌舞伎のお題目を知っている必要があります。
掛け軸のこと、香道、花の名前、神話、言い伝え、ことわざ、いわゆる教養というのは、読書から得ることができます。
脳内に材料が揃っていなければ、相応の対話ができないということですね。
もう寝る間も惜しんで読書して、今までの垂れ流してしまった分を回収したい気持ちです。
しかし、この本にも書かれていましたが、脳からドーパミンが出ている時に読むと記憶に残るそうです。
読みたいと思った時に読むことが大切ですし、時間を決めるのも有効のようです。
この本に出逢えて良かったです。
他にもたくさん気付きがありました。
私のメモの貯金がたくさん増えました。
しっかりと美味しく読んで、長く味わいたいと思います。