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センチメンタル自分、ぶっ倒れろ

この頃仕事、恋愛、友達。耽ってしまうことが多い。お陰様で老けてしまった。

大きな野望を持ってオギャーと産まれてきた自分は、わずか5年ほどで死んでしまったらしい。

18の歳まではなんとか、なんとか食らいついた。今では信じられない頑張りを見せた。

19の歳でポッキリ、内の内に秘めていた炎が消えた。遊んで、サボって、時を刻むだけの数年間を過ごした。

22の歳でロウソクほどの灯りが心の臓を照らし、全部ぶっ潰す!の気持ちでがむしゃらだった。

24の今、ロウソクごと粉々になって、その野心は再燃する気配を見せない。

母が、「もうアカンと思ったところだけ、頑張ればいい」と言葉をくれた。もうずっとアカンのに。

ポジティブで冷酷であっけらかんとしたみんなの私像は、ごめん。偽りです。

凹まない。凹んでもすぐおちゃらけて、まあなんでもいいか、と。でも1人でウンウン泣きながら下唇噛み殺して踏ん張ってた。ずっとそれ続けてたらこうなっちゃった。

この頃の私は、家族の前で弱音も吐けないぐらい参っちゃって、ボーッと空眺めて、ベッドからこの世界を恨めしく思うだけ。

私の弱さは、弱さを見せないこと。3年間あなたに言われ続けてきて、ようやく気づいて、もう隣にあなたは居ないんだけどさ。

誰の前でも強く明るく在りたい。「さすが、あなたはずっと踏ん張るね」と言われたい。

あなたみたいに、「弱いところは僕だけにみせてね」なんて言われたくない。絶対に。

それでも、1人の時はずっとなんだかセンチメンタルで、泣きそうになってしまって。1人なのに強がって泣けなくて、アホみたいで笑っちゃうの。

「あなたは強いから、私が凹んだ時はすぐに会いに来て慰めてね」ってね。そう!それそれ。

まさにそれがいいんだけど、今の私の器はどうやらそんなに大きくないらしい。

ほぼ表面張力でなんとか耐えてるんだけど、誰かにちょっとぶつかったり、地震が来たりなんかしちゃった日にはもう器ごと壊れちゃうの。

早く私という人間に、格好つけるのやめろって言ってよ。プライド高すぎって笑ってよ。

あの時みたいに、ずっと私の隣でダサいなあって笑っててよ。

センチメンタルな自分、ダサくてウザったくてキモくて、でも嬉しくて。弱い自分が出てきてくれたって、1人でもやっとダサくなれたって涙出てくる。

この先ずっと、センチメンタルダサい自分は誰にも見せられないけど、私にだけは見せてね。

でもすぐぶっ倒れてよ。お前のせいで私、ずーっとワクワク出来てないから。

今すぐタイマン張ってぶっ倒してやるからなー!

歯食いしばれよー!!!

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