見出し画像

ヒツジのいらない枕 （極柔）を１カ月使って感じたこと　【05】

poohyan

【この記事はおよそ2,000字】


「ヒツジいらない枕」を
１カ月使用して感じたことを
脊髄損傷者の筆者の意見も含めて書きます。


筆者は子供のころから数えると、
およそ２０個の枕を使用しました。


年齢で単純計算すると、
２年に１個くらいの頻度で交換したことになります。


でも、１回だけ使い自分に合わず実家に渡し、犬のクッションになったり、実家の母が気に入って使用したりということもありました。


つまり、
自分ではあまり自覚はなかったのですが、

結構「枕にこだわるタイプ」
だったらしいです。


  • ホテル枕のように沈んで頭全体を包まれるのも好きじゃない。

  • そば殻まくらのようにジャリジャリと音がするものも好きじゃない。

  • い草まくらでは固すぎて好きじゃない。


ここ２年くらいは
ニトリで購入した枕を使用していました。

６か所くらいで高さを調節できる枕で
満足していました。


しかし、
最近夜中に目覚める回数が極端に増えたり、
肩こりや頭痛がひどくなりました。


明らかに枕の影響だと感じました。


そこでいろいろ調べて
少し前から話題になっていた

「ヒツジのいらない枕」

に興味を持ちました。


ショッピングモールの売り場で
現物があると知ったので体験に行きました。


とは言っても、
展示ベッドは脊髄損傷の筆者には
固すぎて試すことは出来ません。

しかし、

明らかに
「今まで使った枕と違う感じ」


という事だけはわかりました。


今までに購入した枕の中で一番高額だったのですが、その場で購入するか迷いました。


しかし、あらかじめネットで調べた通り

店舗での購入は基本的に返品不可で、
ネット購入の場合は３０日間の返品あり

ということなので
自宅へ戻りネットで購入しました。



ヒツジのいらない枕って？


たぶんヒツジを数える間もなく眠れる
というキャッチフレーズなのでしょう。


５種類の枕があるようです


  1. 至極：　スタンダードモデル

  2. 新・ハイブリッド３層構造：　８段階の高さ調節が可能

  3. 極柔：　大きく、肉厚なタイプ

  4. プレミアム：　至極と極柔のハイブリッド

  5. フリースタイル：　マット状のTPE（熱可塑性エラストマー）シートを好みの大きさに巻いて使用


少し前から人気があるようで、
個人差はあるものの検索ランキングでは
今も上位にいるようです。


もちろん西川、ホテル仕様枕、コアラ枕、
テンピュール、GOKUMIN、
トゥルースリーパー、ブレインスリープピローなど、
数えきれないほど人気の枕はありますが、本当に自分に合う枕を見つけることは、簡単ではありません。

筆者の感想を参考に役立てて欲しいです。


「極柔」の高さ（厚み）について


５種類の中から「極柔」
を選択した理由は高さで、

一番肉厚なタイプです。


上側と下側を入れ替えることで
９０mmと１１０mmを使い分けることが出来ます。


筆者はカラダが大きい、かつ車いすをこぐので、僧帽筋や広背筋、上腕筋や三角筋など、肩甲骨周囲の筋肉が普通の人より発達しています。


ある程度高さを保って首を支えた方が楽に感じます。



標準の日本人体型なら
「スタンダード」や「プレミアム」の方が、
高さの面ではおススメできると感じます。



「極柔」の重さについて


正直、「重い」です。


枕本体重量が、
約4,100gと公表されています。

２リットルのペットボトル２本分です。


車いす又はベッドに座って、両手を前に出して
作業をすることは筆者にはかなり難しく、
４キロもある枕を持ち上げることは出来ません。


しかし、この重さのおかげで眠っている間に
枕が動くようなことはありません。


「極柔」の素材について


不思議な感覚です。


作者が感じたピッタリの表現がありました。


ぽよんぽよんのおなかに寝ているみたい。


これです。
お父さんなのか、彼女なのか、トトロなのか分かりませんがピッタリの表現だと感じます。


これに、付属のテンセル制カバーをつけると、
ネーミングのせいか、ヒツジのようにも感じます。


総合的に「良い」と感じること

  • 「極柔」は高さが好みに合っていた

  • 通気性が良く頭が蒸れない

  • 寝返りを打っても丁度良い高さになるような設計

  • 何度か頭を上げ下げするとフィットする位置が決まる

  • 頭が必要以上に沈まない

  • 固すぎない

  • とにかくテンセル性カバーが気持ちよい

  • 本体が熱くないシャワーやお湯で流せる

  • 耐久性１０年との公表だが、半分の５年と見ても合格

  • ３０日間返品可（通販のみ）は安心


総合的に「残念」と感じること

  • とにかく重い

  • シャワーの際、車いすで持ち運ぶには不便

  • 発熱で大量の汗をかいた時、濡れたテンセル性カバーの気持ち悪さ

  • １カ月でテンセル制カバーに毛玉ができる

  • 短い髪の毛がテンセル性カバーに刺さっている

  • 価格が高価

  • 店舗購入での返品不可は衝動買いには向かない


いかがでしたか。

枕の寿命は２年程度だと言われますが、
今回はそれを実感しました。


ニトリで同じものを探したが見つからず、
思い切って22,000円の枕を購入、使用して、
発熱で汗まみれのテンセル制カバーが
想像以上に不快だったことを最近経験し、
共有したかったので書きました。

みなさまもよい睡眠を。


これからもよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？