こんにちは、たろーです。
いま絶賛AI(をどう歴史学習に生かすかを考えること)にどハマりしているのですが、ちょっとお遊びで哲学に関する知識を学べるチャットBotを作ってみました。この記事では一緒に色々と哲学に関するBotのリアクションを見てみましょう。
Googleアカウントがあれば誰でも使えると思うので興味がある方はぜひ使ってみてください。
デュルケームの「自殺論」の内容について説明してください。
これは僕が大好きな本の一つで、大学時代に読んでかなり衝撃を受けました。(早速本流の哲学じゃない気もしますが‥笑)
こういう哲学の本は内容も難しいことが多いため、ざっくりと内容を理解してから読むだけでも読みやすさが大きく異なります。
調べても出てきそうな内容ではありますが、サクッと内容を理解できるという意味では非常にいい回答ですね。2秒くらいで出力されたものです。
「自殺論」は社会学の重要な著作ですが、自殺は個人の心の弱さの問題だ、というような発想を逆転し、むしろどんな社会に所属するかで変わるのだ、と全く異なる視点を提供したのです。革命的ですよね。
現代SNSなどをみていると、「お前が成功していないのはお前のせいだ、自己責任だ」などという言説も蔓延っていますが、「自殺論」を読んでないのでしょう。
AIからの回答で「アノミー的自殺」という用語が登場しますが、これへの理解を深めたいので次の質問です。
アノミー的自殺とはどのようなものか、具体的に教えてください。
ソクラテスの思想は一体何が凄かったのでしょうか。
画像はここから生成しています。誰でも使えます。
哲学史について説明してください。
哲学史もざっくりと理解できました。
フッサールの思想が理解できないのですが、現象学について二千文字で説明してください。
うーん、なんだかわかるようなわからないような、って感じですよね。そんな時もBot形式なので追加で質問を投げることが当然できます。
自然的態度の「括弧つけ」について具体的にわかりやすく説明して。
これ以上僕の手ではフッサールについて深堀しませんが、ざっくりと解説をもらって、その中でしっくりこなかった部分を問い返すことで半ば無限に内容を掘っていくことが可能だと思います。
ニーチェの思想が世界史に与えた影響と、思想の具体的な内容をユーモアのある例え話を交えながら説明してください。
ちょっとだけ指示を増やして僕が高校時代に出会ったニーチェの思想を読み解いてみます。
ユーモアとはなんなのかを深く考えさせられる文章ですね。
もう少し掘ってみましょうか。
「マルクス主義やファシズム、さらには現代の過激なナショナリズムなども、ニーチェの思想的系譜に連なるもの」だと言える理由が理解できません。具体例を交えながらわかりやすく説明してください。
なるほど、なんだか、ニーチェの思想は影響を与えてはいるけど、正しく伝わってはいない、という感じのことが分かりましたね。
いやぁ、なかなか勉強になりますね。AIに発展はあらゆる方向での知的労働を代替しつつあって、哲学のようにこれまで人類が担ってきたものの価値がますます高まるのか、こういった知的な作業もAIに代替されてしまうのか。AIの登場は確実に哲学の新しい歴史に何かしらの影響を与えると思います。
大きな歴史の転換点にいることは間違い無いでしょう。
歴史の波に、乗ってみましょう。
ぜひ使ってみてください。