ep30.妹の病気すら利用する麻奈
ガンの闘病というのは本人は元より、周囲の人間をも疲弊させる。僕は親父をガンで亡くしているからよく知っている。親父のガンが発覚したのはステージ4だった。抗がん剤治療などはなく闘病は1年そこそこだったにも拘らず、心身ともにとても疲れたことを覚えている。
麻莉の闘病は3年ほど。マスコミに公表したことも含めて、蟹蔵は大変な苦労をしたことだろう。唯一の救いは患者本人が前向きで、自分のできることをやろうと努力していたことだろうか。それは麻莉のブログによく表れている。
2017年6月に亡くなった。僕は当時のことはリアルタイムで知らないが、さぞマスコミを賑わせただろうことは想像に難くない。今でも麻莉の死を嘆いてる人もたくさんいて、余程の人物だったことが窺い知れる。
2014年2月にガンが発覚して、2016年6月にマスコミに公表している。2年間は記者やファンに訝しがられながらも隠し通しており、本来なら隠し通すはずだった。それを公表せざるを得ない状況になったのは、他でもない麻奈のせいだった。
麻奈は2016年5月、レギュラー番組の生放送中に突如倒れて、病院に救急搬送されている。「どうしたのか⁉︎」とマスコミが嗅ぎ回り、その延長線で麻莉の入院が発覚した。
病院通いで疲れていたのはあるのだろうが、基本的に家族は時間があるときに顔を出せばそれでいいのだから、「看病で倒れる」のはどう考えても大袈裟だ。生放送なのだから体調が優れなければ、いくらでも対処のしようはあったはずだ。麻奈をクズだと断定できるのは、生放送中に倒れたことが完全に狂言だったから。
なぜ麻奈が生放送中に倒れるという劇場型の猿芝居をしたかというと、本を売りたかったから。病院に運ばれた1週間後に著書が発売され、旬なニュースのお陰で本はバカ売れした。
麻奈はなぜか著書発売直前に必ず、怪我や病気でニュースとなる。偶然なわけがない。このあたりのマスコミの使い方は麻奈の十八番だ。アッパレ。
麻奈が倒れて麻莉の闘病がバレてしまった…と言うより、麻莉の入院をマスコミに嗅ぎつけてほしかったからこそ、麻奈はセンセーショナルに倒れてみせた。そのため麻奈は搬送先として、麻莉と同じ病院を指定している。
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ポンズケースケの考察日記
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