【初心者向け】UEFN上達ロードマップ
はじめまして
どうも初めまして、PonyStarkと申します。
自分は最近UEFNというゲーム開発ツール、正確にはFortnite上でのゲーム開発ツールにハマっており、知人数名と実際にゲーム開発をしています。
(RCStudioっていうチーム名で活動してますよい)
先日1本リリースしましたので、良かったら触ってみてください。
上記はUEFNHubというアカウントに取り上げてもらったツイートです。
(遊んでね。圧)
UEFNとは
UEFNとは、Unreal Engine for FortNiteの略で、UnrealEngine(おそらく5かな?)をベースに作られた、FortniteのCreativeMap製作ツールです。
UE5がそもそもかなり高性能なゲーム開発エンジンであり、ゲーム業界のスタンダードの内の1つでもあるので、これを活用して今後高度なゲームがFortnite上で開発可能になるかもしれないというわけです。(がんばれEpic)
また、Fortniteを運営するEpic社はFortnite上でゲームを作るためのクリエイターに向けた報酬プログラムも整備しはじめており、一説によると推定年収数千万~億のクリエイターも出始めるんじゃないかとのことです。
夢があるっていいね。
(今、僕は深夜に眠れなさ過ぎて(今AM4時)この記事を書いているわけですが、違う意味で健やかな夢を見たいです。)
Fortnite自体は昔からCreativeモードがありCreativeMapを作るカルチャーはあったのですが、UEFNを導入したことで開発の幅が広がり、さらに専用の開発言語、Verseもリリースされ、さらに多様なことができるようになりました。
まあ、とりあえず、UEFN、すげー可能性あるよ!ってことです!(がんばれEpic2回目)
このNoteでは0からUEFNを始める方向けに、どうやって上達するかの道筋を書いてみたいと思います。
ちなみに、記事を書いている僕は、本職はプログラマーでもなくゲーム開発経験もまともにありません。そしてUEFN初めて1か月程度です。
でもFortnite上でPokerを作れましたので、少しは参考になるかと思います。
ちなみにコアなソースコードはうちのぶっちぎりエンジニアのむーつんが一手に引き受けていましたので当たり前ですが彼なしでは完成していません。
むーつん@RC Studio(@mutuntun)さん / X (twitter.com)
私は周辺のソースコード、備え付けのデバイス(機能群)の活用、Pokerのアニメーション、UI表示周りの実装、Poker全体のマップ作製等、雑用です。
でもそれなりに知見無いとできないことだと思うからやっぱり少しは参考になると思います。
そんな自分ですので、大分未経験者目線で色々お伝えできるんじゃないかと思います。
本記事のターゲット
これからUEFNを始める
ゲーム開発経験まったくない
コーディングもまったくできない
といったドドド初心者を対象としています。
すでにUEFNで作ってるよーというクリエイターさんはここに書いてあることが当たり前すぎて参考にならないかもしれません。
(だから、当たり前すぎてwwwwww参考にならんwwwwというクレームはやめてくださいね!!)
何から始めるか
結論:とりあえず公式チュートリアルを読み、実践する
勿論、公式ドキュメントなので、文章量多いし謎の専門用語多いし、サイト開いてそのあとの第一印象だけで「自分には向いてないわ」って思うようなレベルの難易度難解さはあるのですが、一字一句丁寧に、そして根気強く読み進めてください。
わからなかったら「なるほど、全然意味わからん」と思いながら読み進めてください。そのノリで、次のセクションも、次の章も、と。
そして、かろうじて真似できそうなところ、何となく解釈できそうなところは全てチュートリアル通りに実践してみてください。
まずはその繰り返しです。そうやってまずはUEFNの触り方、操作の仕方、どんな機能があってどういう風に使うのかの、表面的な理解を増やしていってください。
どう勉強を続けていくのか
主に5つの手段を実践していましたし、今でもそうしています。
公式ドキュメントを死ぬほど、くまなく読む
Forumで検索をかけてみる
TwitterでMapリリースしている人をフォローしてツイートを見る
Webで検索(ググる)
Youtube
公式ドキュメントを読む
僕はたまにTwitterでつぶやくのですが、公式ドキュメントは偉大です。難解ですけど、後になって点と点がつながっていくタイミングがあるんですが、大抵のことは公式ドキュメントに書いてあります。なのでまずは公式ドキュメントを漁ることを優先しましょう。
特にVerseについての不明点は大分リファレンス読みましたね。
わからなかったときに検索して使うもよし、とりあえず隙間時間に読んでみるのも良し。ある程度読んできた自信はあるのですが、今でも過去読んでて気にしていなかったポイントや純粋に見落としていたポイントなどもあって、発見が多いです
例えば、IslandSettingについての記事、これ読めば大抵何をどうすれば想像つきますよね?誰かにどうすれば良いんですか?と聞くとか、わからないしググっても出ないよ~とか嘆く前にここちゃんと読めば解決なんです。変な挫折もったいない挫折をしなくて済むんです。
知りたかったことが該当ページに載っていなくても、同じ要領で関連しそうなページを探せばよいんです。
それでもわからない時、誰かに聞くことになると思いますが、その時には何をどう聞いていいかわからないなんてことはなくなってるはずです。
Forumで検索する
検索 | Epic Developer Community (epicgames.com)
公式のForumがあります。いわば掲示板みたいなものです。
ここにチュートリアルを載せる人もいれば、質問を投げる人もいます。
ここには何度も救われました。
悩んでいたことについて既に先人が誰かに聞いて解決していたり、それは現状のUEFNでできないことや、バグってるからあきらめなさい、他の手段例えばXXXXで頑張れ、といった回答もあったりと、進まなくてどうしようもないという挫折を回避する道筋が見えます。
使いこなせるとめちゃくちゃ武器になります.
Twitter活用
まあ、定番ですね!
特に多く述べることはないのですが、今精力的にUEFNで活用しているクリエイターさんをフォローすることです。
皆さん情報共有が活発で、自分も幾度となく皆さんのTweetに救われましたし、次の開発に活かそうと思えるような新たな発見が多かったです。
具体的なアカウントは伏せておきますが、僕がフォローしているアカウントやリツイートしているアカウントとかフォローしておけば間違いないです。
ググる
困ったら素直にググるのも良いです。
ググるときのコツは、なるべくUEFNを英語設定にして、英単語でググることです(大抵公式ドキュメントかForumがヒットしますが)
例えば上述の例で出した、島設定のデバイスですが、英語名はIslandsettingとなります。英語名でググったほうが圧倒的に良質な情報がヒットする確率が高いです。
これは、日本語の記事の質が悪いのではなくて、純粋に海外のほうが動きが活発で情報発信も活発だからです。(大抵公式ドキュメントかForumに行きつきますが。2回目)
Youtube
最後はYoutubeです。YoutubeでUEFNって調べてみてください。そこまで多くないですが、動画のチュートリアルが結構出ています。
今でこそ自分はあまり見なくなりましたが、初期のころは結構漁っていました。
日本の方も数名出していますが、やはり英語の動画が多い印象です。
上手く字幕機能や翻訳機能を利用して、これも根気強く紐解いていきましょう。
動画である分、操作などが動きでわかるので直感的に理解しやすいですし、最悪理解しなくても真似すればどうにかゴールまでたどり着ける可能性が高いです。
どう上達していくか
大きく2つです。
チュートリアルを片っ端から読みそして実践する(最後まで)
ゲーム自作する
です。
チュートリアル片っ端から
自分は少なくとも下記2つは全部やりました。
そして下記も一通り触ろうと思っています。
あと、サンプルプロジェクト群も記事読みながら、そして実際のUEFN内でプロジェクトを開いて触ってみたりコードを読んでみたりする予定です。
ゲーム自作する
自分はたまたまチームに恵まれ既に知見があったメンバーと一緒にPokerを作れたので良かったのですが、一人だとなかなか心理的ハードルがあるかもしれません。
その時は以下のコツを意識して取り組んでみると良いかもしれません。
なるべくシンプルで簡単なものから
例えば鬼ごっこを作るとして、鬼チームと逃げるチームを用意し、鬼チームのプレイヤーが誰かを捕まえたら(つるはしで殴る)鬼とプレイヤーが入れ替わるだけ。とか。
ゲームの全てを作り切らなくてよい
スイッチのボタン押したら光る。カウントダウンタイマーを用意してタイミングに合わせてボタンを光らせてみる。みたいな機能の内の1部分だけ。とか。
事前にルールを書き出してみる
鬼ごっこを作ろう!となったら、鬼がいて~、逃げる人がいて~、タッチしたら鬼と逃げる人が変わって~、あ、どうそれを実現しようか?鬼チームと逃げるチームの2チーム用意するか!でもチームってどうやって変えるんだっけ?
みたいな感じで、ルールを書き出して実装イメージを湧かせていきましょう。こうやって複雑なゲームも紐解いて実装に着手することができます。
最後に、上達する上で意識すること
自分が勉強したり調べたりするうえで意識していることを共有します。
英語を恐れるな
毎日ちょっとでも良いから何かする
実践でも良い
ただドキュメントをちょっと読むだけでも良い
簡単なことでも良い、大したことなくても良いから発信する
です。
やはり英語圏のほうが色々進んでいたり、情報量も多いです。技術に関わる世界ではもうこれは覆せない真理のようなものになってしまっています。悲しいかな。
日本語の記事があるに越したことないですが、今の時代翻訳ツールも進化していて、GPTでもDeepLでも使えばかなり高精度な日本語訳をしてくれます。
翻訳というひと手間はかかりますが、それで悩みが解決して前に進めば万々歳です。
臆せず英語を使いましょう。気づいたら原文でそこそこ読めるようになって英語力もついて一石二鳥ですよ。
私の英語力
"This is not Bob. This is a pen." これはボブではありません。ペンです。
意味わからん深夜なのか早朝テンションジョークはさておき、続けましょう。
毎日ちょっとでも何かやりましょう。
すぐ手の届くところに置く(例えばブラウザ上でドキュメントのサイトを開いてる状態のスマホを持ち歩くとか)、PCでブラウザ開きっぱなしにしておくとか、変に行動ハードルを設けない(1日1ゲーム!とか)ことがコツです。
そして最後に、簡単なことでも良いから発信しましょう。
そんなこともわからないのかよとか思われるかもしれません。ただ、意外とそんなことないです。今始めたあなたはむしろアーリーアダプタ―なのです。
臆せず発信しましょう。
仮に内容が間違っていて指摘をもらった場合、
これで一段と成長できましたね!やったね!
颯爽と、指摘してくれたことに感謝して、ツイ消しでもして、指摘してもらった知識を吸収しましょう。
自分にとって大したことない内容でも、他の人にとっては新たな発見の可能性があります。
自分も過去、公式ドキュメントをツイートしただけなのにそこそこいいねをもらったことがあります。
意外と誰かの参考になったりするものです。
てなわけで、記事は以上となります。
今はRCStudioチームで新たなゲーム開発を行っています。Pokerという大分実装難易度が高いゲームを作ったチームなのでUEFNでのゲーム開発にはそこそこ自信がつきました。
今の所みんな本業ありきで、サイドプロジェクト的なかかわり方ですがかなりの熱量でコミットしています。
これからも色々なものを作っていき、Epicが目指しているであろうメタバースの世界観をともに作っていけるようなチームを目指したいです。
我々は我々で新たなその先に広がる世界観を目指していますがまた別のタイミングで。
もし一緒にゲーム作りしたい方がいたらDMなりツイートなりでリプください。ご縁があれば是非一緒にやりましょう!
あまり物書きしないので、拙い文章力でしたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また定期的に発信するのでよかったらフォローなりいいねください!